海外ドラマ「SUITS：ジェシカ・ピアソン」：ボッテガ・ヴェネタ、フェンディ、トム・フォード…　ジェシカならではのファッションに注目

　米国の人気リーガルドラマ「SUITS／スーツ」のスピンオフドラマ「SUITS：ジェシカ・ピアソン」が、2月1日からU-NEXTで独占配信されている。全10話。ニューヨークの大手法律事務所の所長だったジェシカ・ピアソンが活躍の場をシカゴの政界に移し、困窮するシカゴ市民のために腐敗した権力に立ち向かう姿を描く。

　◇デキる女を演出するファッション

　ジェシカを演じるのは、ジーナ・トーレスさん。「マトリックス リローデッド」「マトリックス レボリューションズ」（ともに2003年）などの作品に出演してきた実力派女優で、今作では製作総指揮も務めている。

　長身でスタイルのよいトーレスさんが身に着ける衣装も見どころの一つだ。政界が舞台なだけに、「SUITS／スーツ」のときほどの艶やかさはなく、細身のジャケットにタイトなスカートといったベーシックかつ知性が感じられる装いが中心。それでも、裾がアシンメトリーになったワンピースや、デコルテが強調されたブラウスなど、大胆かつユニークなファッションセンスはジェシカならでは。

　ボッテガ・ヴェネタ（写真2枚目のジャケット）やフェンディ（写真3枚目のスカート）、さらにトム・フォードやディオール、バーバリーといったハイブランドを着用し、クリスチャンルブタンやサンローランのハイヒールで颯爽（さっそう）と歩く姿は、まさに「デキる女」だ。

　そんな「かっこいい女性」の代名詞ともいえるジェシカ・ピアソンが、権力争いが渦巻くシカゴの政界でどんな活躍を見せるのか。それはぜひドラマで。なお「SUITS／スーツ」の人気キャラクター、ハーヴィー・スペクター（ガブリエル・マクトさん）とルイス・リット（リック・ホフマンさん）がゲスト出演するエピソードもあり、そちらも“本家”のファンには楽しみだ。

（りんたいこ／フリーライター）