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安藤サクラ:子育てと朝ドラ撮影は「1分、1秒、全部を覚えていたいという気持ちで」 

 女優の安藤サクラさんが、映画やテレビドラマなどで活躍した俳優やプロデューサー、作品を表彰する「2020年 エランドール賞」の新人賞を受賞し、2月6日に東京都内で行われた授賞式に出席した。安藤さんは2017年に、夫で俳優の柄本佑さんとの間に第1子を出産。2018年秋から2019年春に放送されたNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」でヒロインを演じた。安藤さんは、大阪で約1年にわたって行われた同作の撮影を「ずっと毎日が楽しかった。この楽しさはこの体で覚えておかないといけないと、1分、1秒、全部を覚えていたいという気持ちで過ごしていました」と振り返った。

 さらに「(子育てと撮影で)大変だという気持ちはなかった」と言い、「大阪での朝ドラ撮影は、撮影自体が生活。みんなで同じごはんを食べて、娘の服はみんなBK(NHK大阪放送局)の方のお子さんのお下がりだった。みんなと一緒に生活して、それが本当に幸せだった。子育ても撮影も、新鮮で、毎日が楽しい。普段、あんなに長く撮影をしていたら体力を消耗していくのかもしれないですけど、それを上回るほどの幸福感に満たされていました」と笑顔を見せた。

 また授賞式では「私は1年間、大阪に住み、子育てをしながら『まんぷく』とともに生活しました。その1年が、どれだけ私と娘、家族の人生を豊かにしてくれたかと、『まんぷく』が終わって1年、毎日感じています」と回顧。時折、言葉をつまらせつつ「たかが1年、されど1年と思えた作品でした。幸せな1年でした」と語った。

 安藤さんは同作への出演で「朝ドラ史上初のママさんヒロイン」と話題になり、NHKもサポートを約束。大阪放送局内の一室の一角を、職員や番組関係者などが利用可能な「キッズスペース」として改装するなどした。

 エランドール賞の新人賞はスター性と演技力を兼ね備え、次代の映画やテレビを背負って立つことが期待される俳優に贈られる賞。安藤さんは昨年「まんぷく」のほか、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」、特集ドラマ「マンゴーの樹の下で~ルソン島、戦火の約束~」(NHK)などに出演。この日の授賞式には、「まんぷく」の脚本を担当した福田靖さんがプレゼンターとして登場した。

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