NHK・Eテレの番組「にっぽんの芸能」のMCを卒業する石田ひかりさん

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石田ひかり：4年務めた「にっぽんの芸能」MC卒業　「どの回も印象深い」「私の財産」

2020年03月13日　23:30

　女優の石田ひかりさんが、2016年から司会を務めてきた、日本の古典芸能を取り上げる番組「にっぽんの芸能」（NHK・Eテレ、金曜午後11時）のMCを3月で卒業することが13日、分かった。石田さんの出演は、3月27日の放送回で最後となる。

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　3月12日に行われた最後の収録後、花束を受け取った石田さんは「とうとうこの日が来てしまったなという気持ちです。初めてお話をいただいた時は、特に知識があるわけではないので本当に自信が無かったのですが、『視聴者代表として、（古典芸能が）“分からない人代表”としていてください』と言っていただけたので、なんとかこの4年間続けることができました。番組はこれからも続きますし、変わらず楽しんでいただけたらと思います。本当に4年間ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

　また、「古典芸能の世界は、皆様が生涯をかけてお稽古（けいこ）に励まれ、全てが血のにじむ努力のたまものなので、どの回も印象深く、私の財産となりました。古典芸能というだけで難しそうで見に行くのに勇気がいります。独特の世界だと思われがちですし、実際そういう一面もあると思いますが、例えば意識してお能のチケットを取ろうと思ったら、そんなに高いお値段でなく、電話でもネットでも取ることができます。とにかく一度行ってみたら、ものすごく目の前が開けると思います」と古典芸能の魅力を熱く語った。

　「にっぽんの芸能」は、古典芸能に興味を持ち始めた人から愛好家まで幅広い世代を対象に、古典芸能の魅力を分かりやすく紹介する番組。石田さんの最後の出演回となる27日は、「もう一度見たい！石田ひかりが選ぶ『にっぽんの芸能』と題して、2016年から現在までの同番組を石田さんの目線で振り返り、ゲストの名演、スタジオでの名言、全国各地で行ったロケなどのハイライトを放送する。4月からは、俳優の高橋英樹さんとNHKの中條誠子アナウンサーがMCを担当する。

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