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海外ドラマ:「NY ガールズ・ダイアリー」 バラエティーに富んだファッションに目移り 編集長の名ぜりふが胸にしみる

 「おうち時間」が続く中、週末にイッキ見したい海外ドラマをピックアップ。今回は、ヒロインたちのバラエティーに富んだファッションが楽しめて、彼女たちの上司の名ぜりふが胸にしみる「NY ガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち」を取り上げる。

 ◇モデルは「コスモポリタン」元編集長

 ドラマは、2017年に米国で放送が始まった。米ニューヨークを舞台に、人気女性誌の編集部で働く20代の女性、ジェーン、キャット、サットンが、恋愛やセックス、性差の問題に直面しながら、敏腕編集長ジャクリーンの下で日々奮闘する姿を描いている。

 女性誌「コスモポリタン」のジョアンナ・コールズ元編集長の体験を基にしているだけに、若者だけでなく、管理職世代の人々も楽しめる内容。ファッション誌制作の内幕ものとしても楽しめる。米国では今年1月にシーズン4の放送が始まった。

 ◇ヒロイン3人の親しみやすさと編集長の人柄が魅力

 ドラマの魅力は、ジェーンら3人の親しみやすさにある。彼女たちは、職場こそ華やかだが、立場はいわゆる会社員。三人三様の個性を持つ彼女たちが、問題が起こるたびに撮影用の衣装が並ぶクローゼットルームに集合しては思いをぶちまけ、心のデトックスをし、再び“戦場”である職場へと戻っていく。そのポジティブでパワフルな仕事ぶりには、なんて楽しそうに仕事をするのだろうと憧れると同時に元気をもらえる。

 その一方で「THE BOLD TYPE(大胆なタイプ)」という原題が示す通り、恋愛やセックスにまつわる、ジェーンたちのあけすけな言動には、驚き、感心させられ、ともすれば羨望すら覚える。

 3人の上司である編集長ジャクリーンもキーパーソンだ。第一印象こそ怖いが、実際は部下の才能を引き出す天才で、ほめるときにはほめ、叱るときには叱り、たとえ下っ端のアイデアでもよいものなら即すくい上げる。彼女が部下たちに掛ける言葉は胸に響くものばかりだ。

 ◇カワイイからかっこいいまで 目移りするファッション

 ジェーン、キャット、サットンが身に着けるファッションもバラエティに富んでいて目移りする。身長がほかの2人よりも低く、カワイイ系を好むライターのジェーンは、「ビーシービージー マックスアズリア」のドレスや、「ジマーマン」のジャンプスーツのようなミニ丈スタイルが多い。

 ソーシャルメディア・ディレクターのキャットは、「スノ」のドレスや「アン ドゥムルメステール」のブレザーのような柄アイテム、「ジョハンナ オーティズ」の肌を露出したジャンプスーツ、おなかをちら見せした姿がチャーミングな「オープニングセレモニー」のシャツなど、大胆で個性的な衣装を好んで着る。

 会社役員との“ナイショの恋愛”が進行中の編集アシスタント、サットンは「セルフ・ポートレイト」のドレスや、「ジョア」のトップス、「ドリス ヴァン ノッテン」のドレスのようなキレイめ系が多い。

 編集長ジャクリーンの着こなしは、もう少し落ち着いたスタイル。「サンローラン」のブラウスに「ジバンシィ」のコート、「クリスチャン ルブタン」のパンプスでシックにまとめるときもあれば、「ドリス ヴァン ノッテン」の花柄が印象的なコートとベストでかっこよくキメるときもある。シーズン1~4が動画配信サービス「Hulu」で配信中。(りんたいこ/フリーライター)

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