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夏マスク:快適に過ごすポイントは… 資生堂がファンデの水あり使用、マスク焼け対策などを提案

 資生堂がこのほど、「夏マスクを快適に過ごすポイント」を公開した。マスク着用時の暑さや化粧崩れ、マスク焼け(マスクで覆われている部分とそうでない部分のむら焼け)への対策などを紹介している。

 「夏マスクを快適に過ごすポイント」は、同社が実施した夏のマスク着用に関するインターネットでの意識調査で、全体の99%がマスクに関する悩みを抱えているという結果が出たことから発表。「暑い」「マスクの中が蒸れる」「マスクへのメークの付着が気になる」「化粧崩れが気になる」「マスク焼けが気になる」などの悩みが上位となった。調査は2020年6月9~10日、18~59歳女性520人を対象に行われた。

 ◇汗を拭き、首やデコルテを冷やしてより心地よく

 暑さ対策は、汗をきちんと拭き、「皮ふ温が高いところ」を冷やすことがポイントだとし、顔を冷やす前に「首・デコルテ」を冷やすことで、皮ふの温度が下がりやすくなり、より心地よく過ごすことができるとしている。

 ◇化粧崩れにはファンデーション塗布にひと工夫 仕上げ用ミストも

 汗や摩擦による化粧崩れの軽減には、スポンジを水でぬらしてファンデーションを塗布する「水あり使用」をすることで、密着感のある仕上がりになると提案。このほか、崩れにくいファンデーションや下地を選ぶことや、下地とおしろいなどで軽めに仕上げること、仕上げ用ミストで化粧崩れを防ぐことなどの方法も紹介し、「ご自身の取り入れやすい方法を組み合わせるのもいいでしょう」としている。

 ◇マスク焼け、マスク越し焼けに注意 チューリップゾーンがポイントに

 紫外線量が増える今後は「マスク焼け」に加え、マスクをしている部分でも紫外線が透過して日焼けをしてしまう「マスク越し焼け」への注意も必要だと指摘。マスクをしている部分もそうでない部分もしっかりと日焼け止めを塗り、紫外線対策を行うことが大切だとしている。

 またマスクの中は高温多湿で、着脱時の摩擦により日焼け止めが落ちやすい状態であることから、日焼け止めは汗や蒸れに強く、こすれにも強いタイプを選ぶことや、日焼け止めを塗る際はこすれやすい部分を特に意識することもポイントに挙げた。

 このほか、「マスク焼け・マスク越し焼け」を防ぐために、マスクでこすれやすい「チューリップゾーン(両頬、鼻、あご、フェースライン)」に日焼け止めを重ね塗りすることや、仕上げに手の甲を「猫の手」のようにして押し当てることで、日焼け止めを肌に密着させるのがよいという。

 同社のウェブサイト「いまだから大切にしたい、 毎日のこと。 」やYouTubeチャンネルでは、マスク着用時のメークのポイント、日焼け止めの塗り方などの情報が公開されている。

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