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長澤まさみ:毒親役に「後ろ髪ひかれる感覚」 “息子”奥平大兼にはビンタを謝罪

 女優の長澤まさみさんが7月4日、東京都内で行われた主演映画「MOTHER マザー」(大森立嗣監督、公開中)の公開記念リモート舞台あいさつに登壇。“毒親”役を演じた長澤さんは、「毎日悩んで。これでいいのかなっていう思いはありましたね」としながら、「旅立っていくうれしさと、解放されていくうれしさもあったり、それを本当に手放していいのかなって感じたり……。ここまで、役柄だったり作品に対して、後ろ髪ひかれる感覚になるのは初めての経験だったので、これだけ、作品、役と向き合えたのかなと思うと、無駄ではなかったのかなと思える」と振り返った。

 作中で、奥平大兼さん演じる息子に強烈な平手打ちを見舞った長澤さん。共演の阿部サダヲさんが「ビンタすごくなかったですか?」と聞くと、奥平さんも「(編集で)音を入れるのかなって思っていたら、すごい思い切りたたかれたので、びっくりしました」と告白。思わず泣いてしまったといい、長澤さんは「テストでは痕になっちゃうので、やらなかったんですけど」と明かしながら、「ごめんなさい」と謝罪していた。

 映画は、実話を基にした作品。ゆきずりの男たちと関係を持つことで、その場しのぎの生活を送る秋子(長澤さん)と、秋子の息子である周平(奥平さん)の姿を描く。身内からも絶縁され、次第に社会から孤立していく中で、母と息子の間に生まれた“絆”。それは成長した周平を一つの殺害事件へ向かわせる。周平が罪を犯してまで守りたかったものとは……というストーリー。

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