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宝塚歌劇団出身で、シンガー・ソングライターのまほろば遊さんによる朗読絵本「旅するピカドンピアノ」(三恵社)が8月6日、発売される。広島で被爆したピアノ(ピカドンピアノ)と、その被爆ピアノでの演奏会を全国で行っている、被爆2世で調律師の矢川光則さんの活動が描かれている。
まほろばさんは2017年に被爆ピアノのコンサートで感銘を受け、その存在をもっと多くの人に知ってもらいたいと2018年、オリジナル曲「平和のピアノ」を制作。矢川さんの活動にも参加してきた。これまで愛知県内の小中高、大学、病院などで披露し、好評だったという。絵本は昨年10月、同曲を歌う際に、被爆ピアノと矢川さんの活動を紹介するために、小学生向けに作った朗読とスライドが基になっている。
まほろばさんは、戦後75年を迎えて戦争体験者の高齢化が進み、平和を伝える機会が減少していることを嘆き、「被爆2世である広島のピアノ調律師・矢川光則さんの尊い活動と戦禍を乗り越えた奇跡の被爆ピアノのことを誰でも語り継げるよう、『歌』と『朗読』にその願いを託します」「未来が笑顔にあふれ、戦争のない世界になりますようにと願いを込めて……」と同書に込めた思いを語っている。
絵本には「平和のピアノ」の楽譜、矢川さんのメッセージ、朗読の際に使用できる画像のダウンロード方法なども掲載される。2000円(税抜き)。