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広島県出身の女優・綾瀬はるかさんが出演する、ニュース番組「NEWS23」(TBS系、月~木曜午後11時、金曜11時半)の特別企画「綾瀬はるか『戦争』を聞く」が8月6日に放送される。綾瀬さんは、2005年の特別番組「ヒロシマ」をきっかけに、2010年以降、毎年「NEWS23」の特別企画として60人以上の戦争体験者の声に耳を傾け、平和への願いを伝えてきた。今回は、これまでの取材を高校生たちと共に振り返る。
1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下され、爆心地から2キロ圏内の建物は倒壊し、同年の年末までに14万人が亡くなったといわれている。番組では、「あの生き地獄を毎日毎日思い出しよったら、ここ(頭)が狂うわ」と話す女性が明かした当時の様子や、学童の救出に当たっていた当時17歳の男性が、死を覚悟した男の子からかけられた忘れられない言葉など、綾瀬さんがこれまで聞いてきた被爆者の“戦争の記憶”を紹介する。
また、生き残った被爆者の体を襲う放射能の影響、言われなき差別や中傷などを高校生たちと語り合う。さらに、2005年に大きな反響を呼んだ、原爆の開発に携わったハロルド・アグニュー博士と被爆者の貴重な対話も放送される。
綾瀬さんは「これまで多くの戦争体験者の方のお話をお聞きしてきました。高校生の皆さんと一緒にその映像を見てみると、私自身、今の年齢になって考えることもありましたし、高校生の皆さんが考えたことを聞いて勉強にもなり、改めて戦争を知らない世代に伝えていくことの大切さを感じました。今回は日本側から見た話、アメリカ側から見た話も取り上げられています。お互いが戦争の被害者であることを知った上で、戦争による苦しみ、悲しみ、平和の尊さを一人でも多くの方々にお伝えできればと思います」とコメントしている。