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綾瀬はるか:「平和、命の尊さを伝えることの意味を感じています」 自ら戦争体験者を取材した特番 8月15日放送

 女優の綾瀬はるかさんが、戦後75年となる今年の終戦記念日、8月15日に放送される特別番組「終戦75年スペシャル 第1部・女性たちの8.15 第2部・綾瀬はるか『戦争』を聞く」(TBS)に出演する。午後2時から2時間半にわたって放送。

 番組は2部構成で、綾瀬さんは第2部に登場。2010年から毎年、報道番組「NEWS23」(同局系)の特別企画「綾瀬はるか『戦争』を聞く」に出演し、60人以上の戦争体験者の話を聞いてきた綾瀬さんが、これまでの取材を振り返ると共に、貴重な“戦争の記憶”を語った人々にリモートで再会する。

 綾瀬さんが2013年に取材した神戸美和子さんは、広島の爆心地から3.8キロの場所で被爆した。原爆投下の2日後に、瀕死の助産師ががれきの中で赤ちゃんをとりあげたという話に感銘を受け、自ら助産師になることを決意したという。番組では現在82歳になった神戸さんに、コロナ禍の今だからこそ伝えたい「戦争」を聞く。

 2012年の取材で出会った、長崎で被爆した龍智江子さんは現在、90歳。入院中の智江子さんに代わり、今回は家族が綾瀬さんの取材に応じる。綾瀬さんは今年誕生したという智江子さんのひ孫とも初対面。新たな命の誕生に、平和への思いを受け継ぐ意を強くしたという家族に話を聞く。

 綾瀬さんは「これまで多くの戦争体験者の方のお話をうかがってきましたが、みなさん、戦争で亡くなった人の分もしっかり生きて伝えなくてはいけないという気持ちを強く持っていらっしゃるのを感じます」と振り返り、「今回、お話をうかがった智江子さんのご家族に新たな命が誕生したことを知り、智江子さんが生き延びたからこそ、次の世代へと命が続いているのだなと思いました。改めて、平和、命の尊さを伝えることの意味を感じています」と思いを語っている。

 第1部は関口宏さんが司会を務める「女性たちの8.15」で、女性たちが経験した戦争の現実を取材する。当事者の証言を中心に、戦後75年経って初めて明らかになる秘話もまじえて“女性たちの戦争”を伝える。

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