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映画「青くて痛くて脆い」に出演している吉沢亮さん
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映画「青くて痛くて脆い」に出演している吉沢亮さん

吉沢亮:「すぐ太る体質なので…」筋トレで体作り デリバリーで食事管理も

 俳優の吉沢亮さんが女優の杉咲花さんとダブル主演した映画「青くて痛くて脆い」(狩山俊輔監督)が、8月28日に公開された。今作で吉沢さんは、人付き合いが苦手で、常に他人と距離をとろうとする大学生、田端楓を演じている。吉沢さんに、映画についてはもとより、新型コロナウイルス感染拡大の影響によるステイホーム期間中の過ごし方や考え方の変化、10年後などについて聞いた。

 ◇ステイホーム期間のお供はマンガとお酒と映画 リモートドラマへの思いも

 「もともとインドア派で、普段から休みの日はほぼ家から出ることはなかった」という吉沢さん。ステイホーム期間中も、「異世界転生もののマンガにはまって、20作品ぐらい読みました。あとはお酒を飲みながら映画を見ました」と普段の休日と変わらない生活を送っていたという。

 ステイホーム期間中、世の中では、リモートワークやリモート会議といった、通信ネットワークを使った新しい仕事の形態が生まれた。吉沢さん自身、リモート取材を体験して便利さを実感したという。ただ、リモートドラマに対してはいまだ懐疑的だという。「カメラマンさんや音声さんといったスタッフさんに囲まれて、緊張感がある中で芝居をしたい」と考える吉沢さんにとって、「誰もいない中でカメラに向かってお芝居するのは、ちょっと僕は難しいですよね」という。

 とはいえ、「それが新しいジャンルとして受け入れられて、もっともっと配信されていくようになったら、もしかしたら僕もやるかもしれません。でも、今はまだそこまでの思いにいたっていません」と正直な気持ちを明かす。

 ◇大河主演に向け筋トレ中 「人が傷つくことは言わない」とポリシーも

 取材を行ったのは7月中旬。吉沢さんは、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」で主演を務めることが決まっており、撮影が始まれば長丁場となる。健康にも気をつけたいところだが、「今まではまったく気にしていなかったんですけど、最近になって、見え方を意識し始めました。そのための体作りも結構していて、それに合わせて炭水化物をあまりとらないようにしています。僕はすぐ太る体質なので。運動は特にしていませんが、筋トレをしています」と日々の健康法を語る。

 独り暮らしの吉沢さんに「自炊で食事管理をしているんですか」と尋ねると、「いえ、(デリバリーサービスの)ウーバーイーツに、そういう(カロリーなどを)計算した食事のメニューがあるんです。自炊でとなると難しいと思います。(料理は)何もできないので」と苦笑交じりに明かす。

 日常生活で吉沢さんが心がけていることがもう一つある。それは、「人が傷つくことは言わない」こと。ただ、それは「すごく難しい」ことで、「自分が意識しないうちに他人を傷つけていたり、まったくそんなつもりはないのに、『あ、今のダメだった(傷つけた)かも』といって後悔したりする」ことはままあるという。それでも、「そのとき、そのときに反省する」ことで、同じ過ちを繰り返さないように心がけているそうだ。

 ◇「すごく人見知り」 人付き合い苦手な楓の気持ちにも共感

 そんな吉沢さんが今回演じる楓は、人付き合いが苦手で、できるだけ他人とは距離を置こうとする性格の人間。その楓の心に分け入ってくるのが、杉咲さん演じる秋好寿乃だ。快活で、率直で、こうと思ったら周囲の反応など気にせず行動に移す秋好を、最初こそ「痛いだけじゃない。やばいやつだ」と敬遠していた楓も、彼女の人柄に触れるにつれ、少しずつ心を開いていく。

 「すごく人見知りで、他人とどう打ち解けたらいいか分からないこともある」という吉沢さん自身、楓の気持ちは共感できるという。「だからこそ、秋好みたいに、ずかずか人の領域に入ってくる人を、最初は鬱陶(うっとう)しいと思うけれど、だんだんまぶしく見えてくるのは、もともとそこに自分の憧れがあるからだろうなという感覚は分かります」と理解を示す。

 もっとも、楓はかなり独善的で、吉沢さんの言葉を借りれば「嫌なやつ」だ。しかし、そんな楓を演じることも吉沢さんには、「楽しかった」という。

 「自分の欲や感情だけで動いて他人を巻き込むなんてことは、役でしかできないことです。芝居でしか発散できない感情が、嫌な役にはある気がしていて、僕としては演じていて単純に楽しかったです」と語った吉沢さんの顔には、充足感が浮かんでいた。

 ◇10年後も「変わらない」? 「芝居は続けていきたい」

 現在26歳。2009年にデビューし、2019年にはNHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演。同年公開された映画「キングダム」(佐藤信介監督)では、第43回日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞を受賞するなど、約10年の間に着実に足跡を残している。

 そんな吉沢さんに10年後の自分を想像してもらうと、「36歳。どう見ても変わってなさそうな気がします」と笑いつつ、「今まで先のことを見据えて何かをするということはあまりなかった気がします。考えても、せいぜい1、2年後の作品に向けてくらいで、将来のことはあまり考えていないです」と自然体だ。

 それでも10年後も「芝居は続けていきたい」と語る。「それ以外にやることもないですし、やれることもないので」とさばさばとした表情を浮かべていた。

 *……映画「青くて痛くて脆い」は、デビュー小説「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」が映画化された住野よるさんの同名小説が原作。「世界を変える」という大それた目標を掲げ、秘密結社サークル「モアイ」を立ち上げた大学生の田端楓(吉沢亮さん)と秋好寿乃(杉咲花さん)。ところが秋好は突然、“この世界”からいなくなり、モアイは別の人間に乗っ取られてしまう。「大切な仲間」と「居場所」を失った楓は、モアイ奪還計画を実行に移していく……というストーリー。

 (インタビュー/りんたいこ)

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