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安達祐実:「化粧水を“入れ込んで”」肌に潤い 地道な努力とストレスフリーで美肌に インタビュー<上>

 女優の安達祐実さんがビューティーモデルを務めた美容本「肌がきれいになる ――石けんオフメイク&知的スキンケア」(文藝春秋)がこのほど、発売された。昨年公開されたセルフメーク動画の再生回数が660万回を突破するなど、肌の美しさに定評がある安達さんに、美肌の秘訣(ひけつ)や食生活、同書のテーマ「石けんオフメイク」のほか、“ステイホーム”で見つめ直したワークライフバランス、安達祐実役を演じて話題となった連続ドラマ「捨ててよ、安達さん。」(テレビ東京ほか)について聞いた。全3回。

 ◇化粧水の使い方で「肌質の変化を実感」 薄塗りでもきれいに見える肌が理想

 美肌の秘訣について聞くと「ストレスをためないことですね」と挙げ、「私は本当に自分に無頓着な人なので、細かいお手入れは全然できないし、いまだにメークをしたまま寝ちゃう日もあるくらいなんですけど……」とちゃめっ気たっぷりに告白する安達さん。

 一方で「ちゃんとやればやった分だけ返ってくるし、やらなかったらやらなかった分だけ肌の調子が崩れていくのを、身をもって体験している」と明かし、「すっぴんとメークをした時の差があまりないぐらい、薄塗りでも十分きれいに見えるような肌」を目指している。

 化粧水の使い方は同書の編集者から教えてもらった「化粧水を“入れ込む”」という方法を実践。化粧水を手に取り、肌に水分をたっぷり含ませるように、手で繰り返し押さえてなじませる。安達さんは、1度に3回ほど“肌に入るだけ”、化粧水を“入れ込んで”いるという。

 「化粧水を“入れ込む”ことで乾燥が抑えられ、肌が潤うようになりました。基本的なことでも、面倒がらずに一つ一つやっていくと、肌質は変わってくるんだなって実感しています」と経験を語り、「肌を褒めてもらうのが一番うれしいですが、逆にそれが一番難しいのかなとも思っていて……。美肌作りって、地道に続けることがすごく重要ですよね」と実感を込める。

 また「『絶対にこうやったほうがいい』とルールを決めるよりも、当たり前のことを毎日きちんと積み重ねていくことが一番大切だと思います。私の場合は、一度ルールを作ってしまうと、そのルールに従わずにはいられないところがあって。我ながらそれはすごく窮屈だから、むしろ『できるだけやる』ぐらいの気持ちでいたほうが、日々穏やかに過ごせていいんじゃないかなと思いますね」と肌のケアでストレスを感じないための心構えも大切にしている。

 ◇「肌に合う」と「石けんオフメイク」3度目のモデルに

 安達さんがビューティーモデルを務めた美容本「肌がきれいになる ――石けんオフメイク&知的スキンケア」は、「石けんでオフできるコスメを使うことで、肌にかかる負担を少なくし、肌のバリア機能を回復させる」という「石けんオフメイク」のメソッドや最新コスメを紹介している。

 安達さんが「石けんオフメイク」シリーズでビューティーモデルを務めるのは、2017年、2019年の書籍に続き、今回で3度目。「『石けんオフメイク』と出会うまで、お肌のお手入れはしていなかった」といい、「『ビューティーモデルをやらせていただくからには、ちょっとトライしてみよう』と思って自分でも試してみたら、不安定だった肌の状態が落ち着いてきて。自分の肌に合うことが実感できたんです」と、初めて同シリーズのモデルを務めた際を振り返る。

 また「石けんオフメイク」ができるコスメについて「最初の頃は(ファンデーションが)少しヨレやすい印象もあった」としながらも、「最近はクレンジング不要のコスメブランドも多くなってきて、見せたい肌に近づくための選択肢がかなり広がってきているのを感じます。肌本来の質感を大切にしながらも、しっかり色味が出せるようなアイテムもどんどん増えてきていますね」と進化のスピードに目を見張った。

 さらに「石けんオフメイクを始めたばかりの頃と今とでは、前提となる肌の状態が全然違う」といい、「2冊目、3冊目と回を重ねるごとに、さらに自信を持っておすすめできるようになってきています」と太鼓判。3冊目となる今回の本では「『VINTORTE(ヴァントルテ)』のページが、リップやアイシャドーの色づき具合、肌の質感も含めて、全部自分好みのメークに仕上がっている感じがします」と笑顔を見せた。

(取材・文・撮影/渡邊玲子)

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