あなたにおすすめ
東京国際映画祭:綾瀬はるか、井上真央、米倉涼子がドレスアップ 芳根京子は振り袖、水原希子、河合優実、菊地凛子も
女優の内田有紀さんが、俳優の中井貴一さん主演のWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 華麗なる一族」に出演することが11月11日、分かった。内田さんは、中井さん演じる万俵大介の愛人・高須相子を演じる。また、大介の妻・万俵寧子役で麻生祐未さんが出演することも発表された。
内田さん演じる相子は、表向きは住み込みの家庭教師だが、実態はそのほかに二つの大きな役割を担う存在。一つは、大介が頭取を務める阪神銀行を大きくすべく、そして万俵家の繁栄のために、息子・娘たちの縁談を司る、閨閥(けいばつ)作り。二つ目は、大介の愛人であるということ。政治力もさることながら抜群の美貌の持ち主で、大介を手なずけている……という役どころ。
内田さんは「高須相子は万俵家に関わるキーマンとして大切な役どころですが、彼女の芯の強さと、心の奥底にある女性としての寂しさを丁寧に表現していきたいと思います。また、彼女は私がこれまで演じたことのない女性像。40代の女優として、自分でも見つけられなかった新しい顔を探し当てたいと思ってます」と意気込んでいる。
また脚本については「人間の持つ嫉妬や欲の恐ろしさが描かれており、読んでいて鳥肌が立ちながらどんどんページをめくっている自分がいました」と話し、「万俵大介の、息子までをも利用していく強欲さで、一族の繁栄の様子が描かれているこの世界観がどんなお芝居で表現されるのか、そんな期待に胸が躍りました。大介を通して、時代の波を作り出す当時の高度成長期の日本の様子も垣間見られて興味深かったです」とその感想を語った。
最後は「『華麗なる一族』は過去に何度か映像化された名作です。1960年代の日本を舞台とした重厚なテーマが、現代の撮影技術による映像美と音響効果で、またさらに進化した作品となって表現されると思います。私自身も今一度襟を正す思いで挑みますので、ぜひご期待ください」とアピールした。
「華麗なる一族」は、WOWOWの開局30周年記念番組の一つとして制作。原作は山崎豊子さんの同名人気小説(新潮文庫)で、1974年に山村聰さん主演でテレビドラマ化。同年、佐分利信さん主演で映画化され、2007年にはTBS系「日曜劇場」で木村拓哉さん主演でテレビドラマ化された。大阪万博を間近に控えた日本の高度経済成長期、富と権力獲得の手段として、関西の政財界で閨閥(けいばつ)を張り巡らす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、一族の繁栄と崩壊が描かれる。
「連続ドラマW 華麗なる一族」全12話で、WOWOWプライムで2021年4月放送予定。