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宇垣美里:お一人様ライフ謳歌も「何かが足りない気がする」

 フリーアナウンサーの宇垣美里さんが12月7日、東京都内で行われた、女優ののんさんが主演する映画「私をくいとめて」(大九明子監督、12月18日公開)の公開直前上映会に出席。劇中で登場する“お一人様ライフ”を謳歌(おうか)するヒロインに「ものすごく共感できた。私も海外にも一人でバンバン行くくらい、お一人様。すごく楽で自由」と明かしつつ、「何となく何かが足りない気がする。これでいいのかな、でも別に幸せ……という気持ちも分かる」と告白した。

 お一人様ライフに慣れすぎて、脳内にいる相談役「A」と会話をして過ごす主人公・みつ子と同じアラサー世代の宇垣さんだが、「いろいろなところを回る上でも、一人の方がフットワークも軽くできるし、楽。朝に掃除をした後にダラーっと家でするのも楽しい。そういった細かいところまで共感できた」と語り、「自分と会話をして、隙間(すきま)を埋めるようなこともする。私は、発破をかける人が心の中に住んでいる。やれ、やれ!っていつも言ってくる」と明かした。    また、久々の恋をして戸惑うヒロインにちなみ「“お一人様”と“お二人様”、どちらがいい?」と聞かれると、宇垣さんは「一人でいることはとてつもなく孤独だけれど、びっくりするくらい自由で、その楽しみもある。どれだけ人と一緒にいても、やっぱり芯から分かり合えることは絶対にできないと思っている」と持論を展開。「ただ、たまに指が少し触れ合うような、伸ばした手の先が、ちょっとだけ触れるような瞬間があって。そういうときに『人と一緒にいてよかったな』と思う瞬間がある。それは人と向き合うこと、恋愛をする根源の力になる部分なのかと思います」と恋愛観も披露していた。

 映画は、綿矢りささんの同名小説(朝日文庫)が原作。脳内に相談役「A」を持つ、31歳お一人様のみつ子は悠々自適にお一人様ライフを満喫していたが、年下営業マン・多田くん(林遣都さん)と出会い、久しぶりに訪れた恋に戸惑いながらも一歩踏み出していく……というストーリー。イベントにはトレンド評論家の牛窪恵さん、大九監督も出席した。

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