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フジテレビの情報番組「ノンストップ!」(月~金午前9時50分)や「バイキングMORE」(月~金曜午前11時55分)などに出演している杉原千尋アナウンサー。大きな目が印象的な明るい雰囲気の杉原アナに、新型コロナウイルス感染拡大の影響による“おうち時間”の過ごし方、金曜日に出演している「バイキングMORE」でのエピソード、アナウンサーとしての今後などについて聞いた。
◇カラオケの十八番は…
国立音楽大学出身で、幼い頃から音楽に親しんできた杉原アナだが、“おうち時間”にはアコースティックギターを始めたという。「もともと弾き語りができる女性になりたい!という憧れがあったので、いつ始めようかと思っていたんです。コロナ禍でおうちにいる時間が増えたときに、『今だ!』と思って始めました。ベランダに椅子を置いて、外の空気を感じながら弾く日もあります」と楽しそうに語る。
弾く曲は「今はなかなかカラオケに行けないので、カラオケで歌う曲をひたすら弾いて歌っています。歌を歌うことはストレス発散になりますね。カラオケの十八番(おはこ)はaikoさんの曲。無理せず歌えるキーなので、『カブトムシ』や『ストロー』などを歌っています」と明かす。
◇食物繊維を取るため「もち麦と玄米を混ぜて」
杉原アナは11月に25歳の誕生日を迎えた。普段の服装は「基本的に気分に合わせて変えています。カッコいい日もあったり、女性らしい日もあったり、系統はバラバラです。最近は、少しルーズな感じが好みで、ワイドなパンツに少し大きめのトレーナーを合わせるコーディネートに挑戦したいと思っています。色は蛍光色のような、少し派手なものも着てみたいですね」と語る。
最近ハマっている健康法は「もち麦と玄米を混ぜて炊いて食べています」という杉原アナ。「もち麦が食物繊維豊富で体に良いと聞いたので取り入れてみました。コロナ禍で外に出かけたり、体を動かすことが少なくなり、腸内環境が不安でしたので、食物繊維を取ろうと思ったことがきっかけです」と話す。
◇「バイキングMORE」のロケで改めて「家族っていいな」
10月から番組「バイキングMORE」のコーナー「2時プロジェクト~気になってるの私だけですか?~」の金曜日を担当している杉原アナ。「金曜班は『家族』というテーマでお伝えしています。さまざまな家族を取材させていただいていますが、皆さん、とても温かく迎えてくださって、ロケに行くたびにもっと一緒にいたいという気持ちが芽生えます。改めて家族っていいなと感じています」と語る。
ロケに行くたびに富山の実家に帰りたくなるといい、「帰宅するとすぐに実家に電話をして、『今日、こういうロケに行ってきた』と両親に報告します。ご家族が、すごく仲が良いので、毎回家族の絆や夫婦の愛などを感じています」としみじみ。このコーナーでは「家族愛というものも伝えていけたらいいなと思います。涙あり、笑いあり、そして最後はほっこりしますので、ぜひ見てください!」とアピールする。
10月に初めて同番組に出演した際、進行MCを務める伊藤利尋アナウンサーと、こんなやりとりがあった。「(伊藤アナから)『0.5秒、杉原が間を開けたから俺が入っちゃった』と言われたんです。テンポの良い進行の大切さに気が付きました」。それからは「自分のコーナーだから、絶対に自分で回すんだという気持ちで臨んでいます。伊藤さんは、いつも的確にアドバイスをくれますし、同じスタジオでその進行ぶりを見られるのは、とても勉強になります」と先輩アナから日々吸収している。
今年で入社3年目――。「3年目になると、アナウンサーとしては何でもできて当たり前になるんです。これもできるよね、あれもできるよね、全部経験したよねというのが3年目。なので、現場に求められたことには何でも対応できるアナウンサーでいたいと思います」と肝に銘じるように話す。
◇言葉の引き出しをどんどん増やしていきたい
そんな杉原アナが今、一番楽しいのは「仕事をしているときです! 毎日が勉強です」と目を輝かせる。「最近占いに行って、『あなたは第一に仕事を考えている人ですね』と言われたんです。本当にそうだなと思いましたし、仕事が第一というのは、これからもずっと変わらないと思います」と語る。
今後は、アナウンサーとして「生放送で、会話のリズムを大切に、ゲストの言葉を拾って返せるようになりたいです。語彙(ごい)を増やしたいですね。野球の番組もやらせてもらっているのですが、専門的なことになると、分からないことがたくさんありますし、応えられないことも多くて、すごく悔しい思いをしています。できるだけ視聴者の皆さんに寄り添った番組にしていくためには、自分の言葉の引き出しをどんどん増やしていきたいと思っています」と意欲的だ。
そして10年後は「周囲からは『杉原に任せておけば安心』、視聴者の方からも『杉原がMCなんだ。安定していそう』と思っていただけるような、アナウンサーになりたいなと思います」と目標を掲げていた。