映画「大コメ騒動」の公開御礼イベントに登場した井上真央さん
女優の井上真央さんが1月9日、東京都内で行われた、公開中の主演映画「大コメ騒動」(本木克英監督)の公開御礼イベントに登場した。
コメの価格高騰で生活がひっ迫する中で家族のために立ち上がった女性たちの姿を描いた作品。主人公で3人の子を持つ松浦いとを演じた井上さんは、コメが買えずに悩む当時の女性たちの気持ちを知るため、撮影中は白米断ちをしていたといい「(体重が)どんどん落ちていきました」と告白。
一方で一緒に登壇した本木監督から日本酒を飲んでいたことを指摘されると「あまりストイックにやりすぎると続かないかなと(思って)」と苦笑いし、「ホテルの裏の居酒屋に行って“ひとり利き酒”とかしていました」と振り返った。
イベントは当初、観客の前での舞台あいさつとして予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて無観客に変更して開催された。室井滋さん、鈴木砂羽さんも出席した。
映画は、スペイン風邪が流行した大正時代、103年前に富山で起こった「米騒動」に基づく作品。1918(大正7)年8月、富山の海岸に住む女性たちは、毎日上がるコメの価格に頭を悩ませていた。夫や育ち盛りの子供たちにコメを食べさせたくても高くて買えずに困った女性たちは、ある事故をきっかけに我慢の限界を迎え、ついに行動に出る……というストーリー。