中村倫也：初キス、俳優業のコンプレックスも　「恥部中の恥部」初エッセー集発売

　俳優の中村倫也さんが、初のエッセー集「THE やんごとなき雑談」（KADOKAWA）を3月18日に発売し、作家デビューすることが分かった。中村さんは「この2年間、僕個人の生活の中で感じた本音とやらを、できるだけ丁寧につづってみた。つまり言い逃れのできないこれらは、恥部中の恥部だ。そんなものが世に出るなんて……。しかし恥ずかしい時はあえて大声を出すと相場は決まっている。だから声高らかに言おう。買ってくだしゃい！　お願いします！」とコメントを寄せている。

　同書は、雑誌「ダ・ヴィンチ」（同）の2018年11月～2020年11月号で掲載された中村さんの連載に、書き下ろしを加えて書籍化。モテたくて仕方なかったという学生時代やファーストキスの思い出、ありふれた休日、思うように進まない俳優業にコンプレックスを抱えて笑えなくなった日々や這（は）うように見つけ出した答え、“カメレオン俳優”と評されたブレーク後に呼吸ができなくなったこと、昨年の自粛期間中に襲ってきた孤独と涙、尊ぶべき「生きる」ことについてなど、中村さんのリアルな日常や本音などがつづられる。

　「THE やんごとなき雑談」は、四六判、200ページ。価格は1200円（税抜き）。収録される挿絵イラストやロゴも中村さんが手掛けているという。