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女優の有村架純さんと俳優の菅田将暉さんが1月29日、東京都内で行われた、ダブル主演映画「花束みたいな恋をした」(土井裕泰監督)の初日舞台あいさつに登場した。脚本を手がけた坂元裕二さんも登場し、有村さんの魅力を「とてもミステリアスで、何を考えていらっしゃるのか分からない。その存在の、世間から外れたようなたたずまいが、演技から感じられる。なんともいえない不思議な手品を見せられているような、お芝居を見せていただいて、感激しています」と独特の言葉で絶賛した。
有村さんは「改めてそう言われるとちょっと恥ずかしいです」と照れ笑い。「坂元さんと以前、対談させていただいたときも『一生、(何を考えているか)分からないと思う』とおっしゃられていた。分からないままでいてほしいな」と応じていた。
また脚本を読んだときの感想を、有村さんは「最初、3時間半(に相当する)くらいの台本をいただいたのですが、どこも引っかかることなく一瞬で読めちゃったんです。そのことにまず驚きました」と告白。劇中では菅田さんが麦役、有村さんが絹役を演じているが、有村さんは2人の名前のことがとても好きだと話し、「読み進めていくと、どんどん2人のチャーミングさを感じてきて、菅田君とどういう日常を作り出せるだろうか、ということに楽しみを覚えました」と振り返った。土井監督も登場した。
映画は、連続ドラマ「最高の離婚」(フジテレビ系)、「カルテット」(TBS系)などの坂元さんが脚本を書き下ろしたオリジナルの恋愛作品。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然出会った大学生の麦と絹は、好きな音楽や映画がほとんど同じで、あっという間に恋に落ちる。2人は大学を卒業してフリーターをしながら同居を始め、現状維持を目標に就職活動を続けるが……というストーリー。