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女優の内田有紀さんが、テレビ東京の番組「新美の巨人たち」(土曜午後10時)の4月24日放送回に出演する。同日の放送では早稲田大学のシンボルとして知られる大隈記念講堂を取り上げ、内田さんはアートトラベラーとして番組に初登場する。大隈記念講堂の優れた音響設計を体感すべく、内田さんが講堂の舞台で「リア王」を朗読する一幕もある。
同日の放送は、4週連続で放送する「東京アートウォーク」第4弾。大の建物好きだという内田さんが、早稲田建学の歴史をひもとくほか、こだわり抜いた音響設計の秘密も探る。
大隈記念講堂は、昭和2年(1927年)竣工。時計台、3階建ての大講堂と、地下1階の小講堂などで構成され、創設者・大隈重信の邸宅だった大隈庭園に隣接して建っている。ヨーロッパの古い教会に多いゴシック様式で、クラシカルな三つのアーチ状の入り口もその特徴。10階建てのビルに相当する37メートルの時計台や、レトロな雰囲気のロビーなど、約100年前の細やかな配慮や美しいデザインを、講堂のさまざまなところで見ることができる。
よく見ると講堂は斜めに造られており、そこには大隈重信の思いを引き継ごうとした、ある教授の強い思いが。さらに1000人相手にマイクを使わず話すことができるという、徹底的にこだわった音響の驚くべき秘密も明らかになる。