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吉永小百合:夫に患者役をしてもらい医師の役作り 父の看護日誌や母との別れも語る 「徹子の部屋」きょう放送

 女優の吉永小百合さんが、5月21日に放送される黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、月~金曜午後1時)に出演する。吉永さんは、初の医師役を演じた映画「いのちの停車場」(成島出監督、同日公開)での役作りや、両親との思い出などを語る。

 同作では、聴診器や血圧計など手なれた手つきで扱わねばならず、夫に患者役をしてもらい鍛練を積んだという。

 また「終末期医療」もテーマとなっており、演じた役には父の治療に悩むシーンがある。実は吉永さんの父も、食事で喉を詰まらせ意識を失い脳死状態に……。3カ月の間、家族で介護を続け吉永さんもできる限り付き添っていたが、海外ロケ中に79歳で亡くなってしまった。同日の放送では吉永さんが、その時つけていた看護日誌をまとめた物を持参する。

 一方、吉永さんの母は、自分が病気と分かると「病院に行かない」と言い出し積極的な治療を拒否。数年後、90歳の誕生日が過ぎると日に日に体が弱り、ついに入院したという。吉永さんが刺し身を持って行くと「お酒はないの?」と言われ、慌てて買いに走ったというエピソードも。そんな母は、その日本酒をおいしそうに飲み、6日後に亡くなったという。母は短歌や刺しゅうが好きだったといい、番組では吉永さんが生まれたことを詠んだという歌も披露される。

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