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映画「女たち」公開“祈念”プレミアムイベントに出席した倉科カナさん
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映画「女たち」公開“祈念”プレミアムイベントに出席した倉科カナさん

倉科カナ:「生きるってシーソー」 自暴自棄になりそうになった過去を明かす

 女優の倉科カナさんが5月21日、東京都内で実施された映画「女たち」(内田伸輝監督、6月1日公開)公開“祈念”プレミアムイベントに出席した。心に闇を抱えた女性・香織を演じた倉科さんは、MCから、香織のように“不安定で危ない行動”に走りそうになったことはあるかと聞かれると「あります! 香織ちゃんみたいにお酒をガーッと飲んで、一歩踏み出せば飛び降りることだって何だってできるような。生きるってシーソー。一歩踏み出してしまえば“違う世”にも行ける。これをどう踏みとどまるかなんですよ」と語った。

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 この日は、女優の篠原ゆき子さんも出席し、フリーアナウンサーの笠井信輔さんがMCを務めた。篠原さんは、倉科さんとの顔合わせを思い出して「お会いして『あっ、この人、闇があるかも』と思った。本当に美しいけど、女としての痛みというか、笑顔で乗り越えてきた何かがあるのではないかと感じる」と指摘。倉科さんは、香織について「昔の自分を見ている感覚がある」と率直に述べた。

 笠井さんが、香織は笑顔だが謎めいていると言うと、倉科さんは「私も若干言われる。よく笑っているけど目が死んでいるとか、目が笑っていないとかよく言われる」と白い歯をこぼした。

 映画は、日本映画界を代表する奥山和由プロデューサーが製作総指揮を手がけた最新作。自然豊かな緑が眩(まぶ)しい山あいの小さな田舎町を舞台に、年老いた要介護の母親と二人暮らしをする40代目前の独身女性・美咲(篠原さん)、養蜂場を営む親友・香織(倉科さん)ら事情を抱えた女たちのギリギリの生き様を描き出す。

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