佐藤健：「粋なことをする」　花束持った神木隆之介に照れ笑い

　俳優の佐藤健さんが6月12日、東京都内で行われた主演映画「るろうに剣心 最終章 The Final」（大友啓史監督）の大ヒット舞台あいさつに登場した。自身のあいさつ後、神木隆之介さんがお祝いの花束を持って登場すると、佐藤さんは「粋なことをしますね」と照れ笑い。神木さんから「金髪のままでごめんなさい（笑い）」と話すと、「それがむしろいい」と返すなど、ほほ笑ましいやり取りを繰り広げ、絆の深さをうかがわせていた。

　MCから「これまでお互いに助けられた経験は？」という質問が飛ぶと、神木さんは「舞台あいさつや取材で何回も助けてもらっています。（自分は）ボケっぱなしで『あとは任せた』みたいな感じで。それを行きすぎないようにセーブしてくれるんです」と回答。佐藤さんは「たちが悪いことに（ボケを）回収しない。ただ、行きすぎてないかな？　俺は別にセーブしていない」と苦笑いしつつ首をかしげていた。

　映画「るろうに剣心」シリーズは、和月伸宏さんの人気マンガを佐藤さん主演で実写化し、過去に3作品を公開。今回は最終章「The Final」「The Beginning」が2部作連続公開となり、剣心の“十字傷の謎”に迫る物語と、“シリーズ最恐の敵”雪代縁との戦いを、動乱の幕末期と明治維新後の新時代の二つの時代を通して描く。

　今作でシリーズは完結を迎えるが、佐藤さんは「『るろうに剣心』が代表作であることは生涯、変わらないんだろうなと思います」と切り出し、「作品が映画館で見られる時期は、やっぱり特別でソワソワしながらも幸せな期間。できるだけ長く、長いだけじゃなく濃く幸せをかみしめながら、皆さまと共にその時間を共有しながら過ごしていけたら」とファンに向けてメッセージを送っていた。

　この日のイベントは「『るろうに剣心 最終章 The Final／The Beginning』大ヒット御礼舞台挨拶 -ALL FOR THE FUTURE- 」と題して2部構成で実施。第1部「るろうに剣心 最終章 The Beginning」（同監督）の大ヒット御礼舞台あいさつには、佐藤さん、有村架純さんが出席し、主題歌を担当したロックバンド「ONE OK ROCK（ワンオクロック）」のTakaさんもリモートで参加。第2部「るろうに剣心 最終章 The Final」大ヒット舞台あいさつでは、佐藤さんと神木さんのほか、リモートで大友監督も登場した。