福山雅治：「ガリレオ」再始動で9年ぶり湯川学に　「草薙と薫に会えるのをずっと心待ちにしていた」　最新作2022年公開へ

　歌手で俳優の福山雅治さんが主演する人気ドラマシリーズ「ガリレオ」の約9年ぶりとなる新作「沈黙のパレード」（西谷弘監督）が2022年に公開される。福山さん演じる主人公の物理学者・湯川学、柴咲コウさんが演じる刑事・内海薫、北村一輝さん演じる湯川と大学の同期の刑事・草薙俊平が登場。福山さんは「福山個人としては、草薙と薫に会えるのをずっと心待ちにしていました。しかし湯川としては、『またやっかいな二人と再会したな』と思っているかと（笑い）」とちゃめっ気たっぷりにコメントしている。今年9月にクランクアップする予定。

　「ガリレオ」シリーズは、天才物理学者の湯川が自然科学の知識を駆使して難事件を解決する姿を描く、東野圭吾さんのミステリー小説が原作。2007年、2013年にフジテレビ系で連続ドラマ化されたほか、2008年に劇場版「容疑者xの献身」、2013年に「真夏の方程式」が公開。2008年と2013年にはスペシャルドラマも放送された。

　「沈黙のパレード」では、米国帰りの湯川のもとに、警視庁捜査1課の刑事・内海が相談にやってくる。行方不明になっていた町の人気娘が、数年後に遺体となって発見されるが、容疑者の男は証拠不十分で釈放。男は娘の住んでいた町に戻り、堂々と遺族たちを挑発し、町全体が憎悪の空気に覆われていく。そして町の秋祭りのパレード当日に、男は死亡。男を殺害する動機がある者には全員アリバイがあり、男の死因も不明。湯川らがこの難事件に挑むことになる……というストーリー。

　福山さんは「小さな町で起こった悲し過ぎる事件。関わった人たち全員が被害者であり、加害者でもある。『沈黙のパレード』という東野先生が世に送り出した極上のミステリーの実写化。この高いハードルかつ挑みがいのある難問に、我々はどういう最適解を導き出すのか。僕も湯川と共に今作の映画化における極上のエンターテイメントを探究したいと思います」と語っている。