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フリーアナウンサーで、女優やタレントとしても活躍する田中みな実さんが、おかざき真里さん作、雨宮まみさん原案のマンガを実写化した映画「ずっと独身でいるつもり?」(ふくだももこ監督、11月19日公開)で主演することが明らかになった。やりがいある仕事や好きなものに囲まれる暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に苦しみ、揺れる36歳・独身の主人公・本田まみを演じる。田中さんが映画で主演を務めるのは初めて。
田中さんのコメントも発表された。今年11月に35歳の誕生日を迎える田中さんは、「この作品は結婚できない女の話ではありません。結婚しないで生きていくと決めた女の話でもありません。30代。結婚しているとかいないとか、子供がいる、いないで何かと判断をされることがありますが、それって本当に大切なことでしょうか? 結婚している女は幸せで、していない女は不幸せ?」と問いかけるようにコメント。
「自身も30代半ばに差し掛かり、このタイミングでお話をいただけたことに大きな意味を感じました。主人公の本田まみに共感するところが多かったわけではありませんが、仕事がうまくいかないとき、ふと結婚を逃げ道として浮かべた過去は確かにあったなと振り返りました」と主人公と同世代としての思いを語っている。
また、「主演だからと気負うことなく自由に演じることができたのは、ふくだ監督はじめ現場の皆さんが作ってくださった温かで柔らかな空気感のおかげです」と感謝。「自分にとっての幸せは何か。あらゆる雑音を排除し、前向きに考えるきっかけになれば幸いです」と呼びかけている。
10年前、女性の人生における幸せの価値を赤裸々につづったエッセーが異例のヒットを記録し、一躍有名作家になった本田まみは、それに次ぐヒット作を書けないまま36歳に。周囲からは「一人でかわいそう」と心配され、年下の恋人とは結婚に向けて付き合いを続けているものの、価値観の違いから不安と怒りが募る。まみが見つけ出す“自分にとっての幸せのかたち”とは……というストーリー。