高畑充希：「いつも自分のテンションが行方不明に」　バラエティーの難しさ痛感

　女優の高畑充希さんが9月1日、東京都内で行われた主演映画「浜の朝日の噓つきどもと」（タナダユキ監督、9月10日公開）の公開直前イベントに出席。作品PRのために出演するバラエティー番組は「自分で楽しくいたつもりで出たのに、映っているのを見ると暗く見える。いつも自分のテンションが行方不明になる」と難しさを吐露した。

　また、高畑さんは「スタジオにたくさん芸人さんがいて、よーいスタートと言われた途端みなさんテンションが上がるのでそれに驚く。芸人さんやタレントさんが自分のスイッチを持っているのがすごい。私たち（役者）は現場の雰囲気やメーク、衣装、相手役の方に助けられるので、自力でスイッチを入れられてすごい」と感心しきりだった。

　映画は、福島・南相馬に実在する映画館「朝日座」を舞台に、高畑さん演じる浜野あさひが恩師との約束である「朝日座」再建のために奮闘する姿を描く、タナダ監督のオリジナル脚本作。恩師の田中茉莉子をお笑いコンビ「オアシズ」の大久保佳代子さんが演じており、舞台あいさつにも参加した。

　高畑さんは同作での大久保さんの演技について、「役の魅力と大久保さんの魅力がパズルみたいにバシッとハマった。私の中でベストオブ大久保さん。それくらいチャーミングだし、映画を見た人はみんな大久保さんと付き合いたくなる。めちゃくちゃ可愛い」と大絶賛。大久保さんは「家でいただいた映画のDVDを見直したけど、やっぱり横顔がゴリラ……」と“自虐”で笑わせた。

　この日は、3人組バンド・Hakubi（ハクビ）も登壇し、スクリーンの前で主題歌「栞」を生披露。高畑さんは「改めて歌詞をじっくり聴きながら拝見した。自分があさひだったから思い出してぐっときちゃいました」と感激していた。