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フジテレビ入社2年目の佐久間みなみアナウンサー。週末のニュース番組「FNN Live News イット!」(土・日曜午後5時半)のスポーツ担当と、平日の「Live News イット!」(月~金曜午後3時45分)の水曜のフィールドキャスターを務める一方で、明るい色合いのコスチュームで、アニメ番組「Go!Go!チャギントン」(日曜午前6時15分)のナビゲーターとして堪能な英語を披露する。「ハモネプ」ではアナウンサーチームのリードボーカルとしてプロ級の歌声を聴かせ、同局のアナウンサーで組んだバンドでもボーカルを務めるなど多才な佐久間アナに、歌や英語、また将来の夢などについて聞いた。
◇ストレス発散法は「ギターの弾き語り」 感情移入して歌うことも
「歌が好きで、幼い頃からいつも歌っていた」「音楽もたくさん聴いてきた」という佐久間アナ。幼少期から音楽に親しみ、中学生の頃には「楽器をやりたい。手軽にできるものはないかな」とギターを始めた。大学時代に参加したミスコンでは、特技として、ギターの弾き語りでオリジナルのバラード曲を披露したこともあるという。
コロナ禍で“おうち時間”が増えた最近も、「ギターで弾き語りをして癒やされています。これは外出自粛期間でも家でできる私のストレス発散法です! とにかく歌う。その時の気分に合った曲を歌うことで、気持ちもなんだか整理されますし、落ち着きます」と話す。
歌は「気持ちを込めて歌うのが好きですね。共感できる歌詞の曲を、感情移入しすぎて泣きながら歌ったりすることもあります」と明かす。
◇フジアナバンドでボーカル いつか音楽番組に携わりたい
アカペラで競う同局の特番「ハモネプ」では、アナウンサーチームのリードボーカルとして、“プロはだし”の歌声を披露。昨年、同局のアナウンサー仲間で組んだバンド「The FIYS(ザ・ファイズ)」でもボーカルを務めている。
「山崎夕貴さんが、『バンドを組みたい』と、生田竜聖さんに『誰か楽器ができる人いない?』と相談されたそうです。藤井弘輝さんはドラムがすごく上手で、バンド経験もあるので、声がかかって。私は『歌いたいです』といろいろなところで話していたため、藤井さんが『歌といったら佐久間』と推薦してくれて。そこで生田さんから私に連絡が来て、『バンドを組もうと思っているのだけど、ボーカルどう? やってみない?』と声をかけてもらいました」とバンドの成り立ちを紹介する。
現在、バンド活動は「スタジオに入れないので、それぞれで練習して、藤井アナにデータを送り、それをミックスしてまとめてもらっています」といい、今後は、「いつか番組で演奏を披露できればうれしいなと思います。今のところまだ数回しか集まれていないのですが、この状況が明けたら、ぜひともライブをしたいです」と前向きに語る。
歌は、「アナウンサーという職業にどう直接結びつくかは、はっきりと分かりませんが、いつどんな時でも『歌って!』と言われれば、すぐに歌えるようにしたいと思っています!(笑い) そこで少しでも笑顔になってもらえたら、それで十分です」と冗談めかしつつ、「音楽愛を生かして、いつか音楽番組に携わることを一つの目標に掲げています。これから注目されそうなアーティスト、バンドを紹介するコーナーなどを担当できたらうれしいなと思いますし、できたら日本のアーティストを海外に紹介する、逆に海外のアーティストを日本の皆さんに紹介するということができたら、うれしいなと思います」と話す。
◇頭の中では英語が飛び交う
母の仕事の関係で、12歳から16歳まで米ペンシルベニア州で過ごした帰国子女の佐久間アナ。「とにかく現地の子たちがすることをすべて経験させてもらいました。お泊まり会、キャンプファイアー、ハロウィーンでお菓子を大量にもらう、アメフットの観戦など……。部活に打ち込むというより、友人とできるだけ遊びながら英語を学びました。青春のほとんどがアメリカだったので、かけがえのない4年間でした」と振り返る。
アナウンサーとして日本語で話すときは、高めの明るい声ではきはきと発音する佐久間アナ。「ありがたいことに『聞きやすくて良い声をしているから、自信を持っていいよ』と周囲から言われるので、そこは自分の武器の一つなのかなと思えるようになりました」と話す。
一方、英語で話すときは落ち着いた低めの声で語る。「英語だと人格も変わったりしますね(笑い)。日常生活で口には出しませんが、頭の中では英語が飛び交っていますし、忘れないように、意図的に英語で考えるように努力しています。例えばテレビを見ている時に、英語でツッコんだり。そうしないと忘れてしまうような気がして」と話す。
そんな英語力を生かして、「いろんな人に英語でインタビューをしてみたい」という佐久間アナ。「通訳の方を通すと、どうしても伝わらないニュアンスもあり、そのまま空気感、感情を感じ取って話ができるのは大きいと思います」と語り、具体的には「ミーハーな感じになってしまうのですが、大ファンのヒュー・ジャックマンさんや、英語圏の俳優さんにインタビューしてみたいなという思いはあります」と明かす。
◇「Go!Go!チャギントン」の撮影現場で“リフレッシュ”
英国制作の子供向けアニメ番組「Go!Go!チャギントン」では、ナビゲーターとして赤と黄色のコスチュームで、英語力を遺憾なく発揮している。コスチュームについては、「最初は大丈夫? 似合っているのかな?と思っていたのですが、最近は抵抗感はまったく無く、むしろ着ることをエンジョイしていますね(笑い)」と楽しそうに語る。
「Go!Go!チャギントン」は、「撮影現場が本当に明るくて、仕事なのですが、毎回、私自身の“リフレッシュ”にもなっているのかなというくらい、楽しくて。本当に大好きな番組です」と目を輝かせる。
今年3月に行われた同番組のファミリーコンサートでは、「ダンスも歌もせりふも全力で練習し、全力で本番に臨みました。コロナ禍でイベントが次々と中止になっていく中、『チャギントン』を見てくれている子供たちに初めて会うことができ、本当にうれしかったです」と振り返る。
さらに、番組について「物語は毎回、なるほどこういう考え方もあるのかと、大人の私も真剣に見てしまうくらい。今まで、これは子供向けでしょと見てこなかった方も、ぜひ1回ご覧になってほしいなと思います」と魅力をアピールする。
◇将来は「もっとグローバルな生活を」
今後については、「あまり先のことをきちんと考えられなくて……」と前置きしつつ、「とにかく何年たっても好きな仕事を続けていたいなと思うばかりです(笑い)。プライベートも仕事も『好き』であふれている、そんな生活が私の理想です」と掲げ、「英語を使って世界を広げていきたいです。今はコロナ禍のため、なかなか想像はできませんが、いつか世界を飛び回りたいと思っています!」と前向きだ。
「もっとグローバルな生活を送ることができたらすてきだなと考えています。グローバルとはいえ、日本には住み続けながら、たまに海外に足を運んで、いろんな仕事をしたいなと。もちろんアナウンサーとして、インタビューはもちろんのこと、さまざまな可能性を広げ挑戦していきたいと思っています」と夢を膨らませていた。