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ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演する青柳美扇さん=MBS提供
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ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演する青柳美扇さん=MBS提供

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青柳美扇:書道界の“気鋭の31歳”が「情熱大陸」登場 二次元から三次元の書道に挑戦

 書道家の青柳美扇(あおやぎ・びせん)さんが、10月24日午後11時から放送されるドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)に登場する。予告動画では「気鋭の31歳が模索する書の新しい形」というナレーションとともに、青柳さんが巨大な紙や屏風に書をしたためる姿が映し出される。また青柳さんが「私は私ができる表現で、書道の魅力を発信していきたい」と語る姿も登場する。

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 青柳さんは1990年、大阪府生まれ。祖母の影響で4歳から書道を始め、大学の書道部で書道パフォーマンスと出会う。書道家となり、アメリカ、フランス、UAEなど10カ国以上で書道パフォーマンスを披露してきた。有名狩猟ゲーム内でのモンスターの筆文字ロゴや、アニメのタイトルロゴなども担当。2020年元日に行われたサッカー天皇杯決勝のオープニングセレモニーでも書道パフォーマンスを披露した。書道の楽しさを伝えるためのワークショップも各地で行っている。

 世界で書道パフォーマンスを披露し、喝采を浴びてきた青柳さん。その書の特徴は、ずば抜けた躍動感で、まるで生命が宿っているかのように和紙の上で文字が躍る。青柳さんは、余白がきれいに映え、文字が立体的に浮き上がって見えるものが良い作品だと語る。

 パフォーマンスなどがない時は、ほぼ休みなくアトリエに籠もり、地道に稽古(けいこ)する。カメラは一見派手な活動の影で、愚直に書と向き合う彼女の日々にも立ち会った。書道漬けの日常だが、年に1度は釣りやサーフィンなど自然の中に身を委ねるという。そうすることで今までにない新たな発想がひらめくこともあるらしい。

 そんな青柳さんがいま全力を傾けているのが、自身5回目となる書道展の準備。「これまでにない書道展にしたい」と挑戦するのが、書によって立体物を表現するという、斬新な発想。具現化のため、青柳さんは自ら町工場に出向き、プレス機で金属板を打ち抜き始める。姿を現したのは自身が筆で書いた文字。二次元から三次元へ、気鋭の書道家の挑戦を追う。

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