広瀬すず：食事制限で減量、体当たりで臨んだ水中撮影も　過酷な役作りに「情熱大陸」で密着

　女優の広瀬すずさんが11月14日午後11時15分から放送されるドキュメンタリー番組「情熱大陸」（MBS・TBS系）に出演する。広瀬さんの密着は先週から2週連続で放送。この日は、複雑な環境の中で10代を過ごした役を演じるにあたって、役を理解しようと“役が過ごした環境”に身を置くなど、さまざまなアプローチを試みる広瀬さんの姿を放送する。

　広瀬さんは、2022年に公開される映画「流浪の月」（李相日監督）で、誘拐事件の被害女児となり、広く世間に名前を知られることになった家内更紗（かない・さらさ）を演じる。5年前に出演した映画「怒り」の撮影で、李監督から芝居の厳しさをたたき込まれた広瀬さんにとって、生半可な気持ちで演じることは許されないという。

　李監督から「役柄に合わせてはかなげなシルエットに」という注文を受けた広瀬さんが、大好きなラーメンを我慢し、トレーナーによる徹底した食事制限により減量を図る様子や、着衣のまま冷たい湖に潜る水中での撮影に体当たりで挑む様子、特殊メーク用に顔の形取りをする様子なども放送。

　番組のカメラが密着する中、広瀬さんは、女優として大きな壁に直面していたという。一つ一つの役に時間をかけて取り組むことができたかつてとは違い、ここ数年は多忙を極め、「役を“こなしている”自分がいるのでは」と感じることもあったと心境を明かす。