11月19日に今シーズン限りでの引退を表明した、サッカー元日本代表でセレッソ大阪の大久保嘉人選手(39)の著書「俺は主夫。職業、現役Jリーガー」(講談社)がこのほど発売された。同書は、SNSで話題となった大久保選手の“子育て奮闘記”を書籍化。三男の橙利くん(9)を連れて挑んだ、1年間の単身赴任生活がつづられている。
私生活では、4人兄弟の父親でもある大久保選手。2021年1月、東京ヴェルディからセレッソ大阪への移籍が決まり、単身赴任での大阪入りを決意したが、橙利くんの「オレも行きたい!」という一言で2021年3月から2人暮らしがスタートした。
亭主関白で家事力ゼロだった大久保選手は、YouTubeを見て煮魚を作り、洗濯掃除を日々こなし、息子の宿題も見るなど、家事と育児に大奮闘。インスタグラムで投稿したキャラクター弁当には、2万8000件の「いいね」が付くなど話題になった。同書には、「分からなくても躊躇(ちゅうちょ)しない。できなくても諦めない」という大久保選手の熱く必死に生きる姿が収められている。四六判、184ページ。価格は1540円。