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杏:子供たちが寝た後に「フランス語や英語の勉強」 3児の子育てと仕事の両立、気分転換法は?

 私生活では3児のママ、放送中の日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(TBS系、日曜午後9時)では、主人公・天海啓示(小栗旬さん)に疑いの目を向けながらも、徐々に信頼関係を築く記者の椎名実梨を演じ、流ちょうに英語で話すシーンが「かっこいい」と注目を集める女優のさん。仕事と育児の両立で忙しい日々の中、大事にしていることや気分転換法、女優として大切にしていることなどを聞いた。

 ◇「台本にない“台本”を自分の中で作る」

 ドラマは、1973年に刊行された小松左京さんのSF小説「日本沈没」をアレンジし、主人公・天海らが2023年、一国の海中沈没という未曽有の危機に立ち向かう姿を描いている。距離が縮まっていく天海と椎名の今後にも注目が集まっているが、杏さんは「(小栗さんと)『なかなか複雑だよね』というのは話していて……。恋愛でもないけれどパートナーというか。ぶっちゃけていうと、つり橋効果みたいなところもきっとあると思う」と笑う。

 撮影現場では、台本には書かれていない“余白”の部分を作ることを心がけたといい、「台本にない“台本”を自分の中で作るというか。描かれていない部分を想像するようなことは好きでもあるんですけど、そういうことを大事にしたいなと思っています」と語る。

 例えば、椎名と天海が居酒屋で話す場面では、「たぶんその後、小一時間くらいはしゃべっているだろうな、何をしゃべっているんだろうな、とか。そこで培われていくものがもしかしたらあるのかな?と想像したりしますね」と明かす。

 ◇子供が寝た後に「フランス語や英語の勉強をしたり、マンガを読んだり」

 普段からさまざまな作品を子供たちと一緒に見ているという杏さん。今作も子供たちと見ているといい、「“モンスター”が出てくるアニメや、映画よりも怖いと言うんです」と明かす。地図が光っているシーンを怖いと感じていたようで、「えも言われぬ不安みたいなものを感じるんだろうなと思いました」と話す。

 女優として活躍する母親の姿を見た子供たちの様子を聞くと、「『こういうことを普段しているんだね』と納得している感じです。『(テレビに)出ているね』という感じで」と笑みがこぼれる。

 そんな杏さんにとって、育児と仕事の両立で大事にしていることを聞くと、「常にいろいろな選択肢を考え続けることですかね?」という答えが返ってきた。「(子供が)毎日、『熱を出すかもしれない』と考えつつ……」と、いつもイレギュラーな事態を想定している様子だ。

 忙しい毎日の中でも、「最近は(子供たちが)夜ちゃんと寝るようになったので、夜、自分の時間というのは結構多いです」という杏さん。自分のために使える時間には、フランス語や英語の勉強をしたり、マンガを読んだり、テレビを見たりして過ごすという。忙しさに追い込まれ、「全てが嫌」になるような時の気分転換の方法を聞くと、「友達に話したり、おいしいものを食べたりしている」と明かす。

 12月5日放送の第8話では、“日本沈没”の情報が全世界に知れ渡り、国内では政府や首相(仲村トオルさん)に対しての怒りやデモが日増しに高まっていき、中国は日本政府との移民交渉を完全に遮断。世界各国も同調し、世界との移民交渉の窓口は閉じられ……という展開に。

 杏さんは「海外に行くなら受け入れ先があるのかとか、すごくリアルに描かれているなと思いました。官僚の人は、億単位の人をどう動かすか。そこに感情は入るけれども、システムとして動かしていくのは、どのようにしていけばいいのかを映像として見ていくのが楽しみです」と話す。小栗さん演じる天海との関係については、「確実に築かれていくものも最終話に向けてあるので、そのあたりは注目して見ていただきたいなと思います」と呼びかけていた。

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