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女優の有村架純さんが、ファッション誌「ELLE(エル)」(ハースト婦人画報社)が主催する映画賞「エル シネマアワード2021」に選出され、12月18日にオンライン開催された授賞式にVTRで登場した。有村さんは「今年最も輝いた女優」に贈る「エル べストアクトレス賞」を受賞。受賞作「花束みたいな恋をした」(坂元裕二脚本、土井裕泰監督)について「コロナ禍でなかったら、ここまで皆様の心に残ることができなかったかもしれないですし、いろいろなめぐりあわせとか目に見えないものを信じてもいいのかなとか希望を感じるような1年になりました」と振り返った。
同作のほか「るろうに剣心 最終章 The Final」「同 The Beginning」(ともに大友啓史監督)、「太陽の子」(黒崎博監督)など、今年は6本の出演映画が公開された。「公開が延期になっていたものがたまたま今年に重なって多くの作品を発信することができて、タイミングと運ってあるんだなと実感しました」とコメントした。
「プロの技を学んだりして刺激をもらって吸収していく、それができるのが映画独特の世界かなと思います。来年には、2021年に撮影した作品も公開になりますし、待っている作品もあるので、変わらず一つ一つの作品に誠実に向き合っていきたいなと思いますし、作品に出会うことだったり人に出会うことだったり、出会いにときめきを持つことを忘れたくないなと思います」と映画に対する思いも語った。
同アワードでは有村さんのほか、「今年最も輝いた男性」に贈る「エルメン賞」を俳優の北村匠海さん、「最も優れた監督」に贈る「エルベストディレクター賞」を濱口竜介監督、「今後活躍が期待される若手」に贈る「エル・ガールライジングスター賞」を古川琴音さん、今年新設した「SDGs的な役割を果たした映画人」に贈る「エル アクティブ for SDGs賞」を俳優の齊藤工さんが受賞した。
「エル シネマアワード」は、2015年にスタートした賞。授賞式は配信イベント「ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2021」の一環として開催された。同イベントではモデルの冨永愛さんと森星さんの対談、モデルでミュージシャンのMattさんをゲストに迎えたトークなどが行われ、同誌の公式YouTubeチャンネルとTwitterで生配信された。