ファッション誌「SPRiNG」2022年2月号の表紙
新しい年を迎え、今年のファッショントレンドが気になる時期。30歳前後のファッション感度の高い女性をターゲットにしたファッション誌「SPRiNG(スプリング)」(宝島社)の丸山摩紗(まさ)編集長に、今年注目のアイテムや着こなしを聞いた。
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◇2000年ごろのトレンドが復活? トップス、ボトムともに丈は短め
「流行は繰り返す」というが、今年はY2K(2000年ごろ)トレンドの影響が感じられるそう。大人向けのブランドにもクロップド丈のトップスが見られ、ブラトップを使ったレイヤードコーデにも注目が集まっている。丸山編集長は「ブラトップ1枚だと大人には難しいので、いつものTシャツの上にレイヤードしてみたり、透け感のあるニットの下に忍ばせて、ハイウエストのデニムを合わせて気になるおなかをカバーするなどすると、トレンドにもトライしやすくなります」と着こなしを提案。
ボトムについても「ミニボトムや、腰ではくタイプのパンツもY2Kトレンドの影響ですね」と分析する。昨年に引き続き流行のセットアップも影響を受けて、ハーフパンツになっているなど変化があるようだ。
◇靴は「ポインテッドトゥ」、バッグはカラフル&遊び心あるものが旬
靴はモードなスクエアトゥが流行していたが、先シーズンから徐々にポインテッドトゥが復活している。「いつものコーデを女っぽく仕上げてくれるので、ぜひ早めに1足手に入れてほしいです」と、マストアイテムに挙げた。
トレンドを取り入れたいなら、洋服と同じくバッグもカラフルが必須に。「サイズはミニ。大ぶりのチェーンがついたものや、クラフトマンシップを感じられるものなど、遊び心があるもの」が丸山編集長のイチオシ。カラフルな洋服を着ることにためらいがある人は、バッグなど小物で取り入れてみるのもいいかもしれない。
「最近はリラックス志向の延長か、ブラなしで着られるパッド付きの洋服のバリエーションが増えています」と分析し、「キャミ型はもちろん、タンク型、ワンショルダー型、背中あきボディースーツ型など。今年の春は背中、肩、脇腹など、意外なところにカッティングがあったり、メッシュのニットなどもトレンドで、それらをまとう際にも役立つので、ぜひ購入を!」と提案した。
◇生地の機能性が進化 ネットショッピングは自分の体形に近い人をチェック
コロナ禍を経て抗菌、ホームウオッシャブルなど生地も注目されている。「ファブリックの機能が目覚ましく進化し、商品タグにもそういった表記をするブランドが増えました」と、今後の服選びのポイントになりそうだ。
ネットショッピングはさらに普及したが、サイズが重要な洋服の購入は失敗しないか不安も残る。「今はモデルカットだけでなく、スタッフが着用しているスナップなども掲載されていることが多いです。近しい身長や体形のスタッフをフォローするのがおススメ。コーディネートの幅も広がります」と、失敗しないためのコツを明かした。
丸山編集長が実際に購入したいアイテムに挙げたのは、オーバーサイズの黒のジャケット。「春先のアウターにも使え、デニムに合わせるなど90年代をイメージした着こなしをしたいです」。2022年1月23日に発売する「スプリング」3月号では特集「散財覚悟! 編集部員のこの春欲しいものリスト」を掲載する。
<プロフィル>
まるやま・まさ。女性ファッション誌、メンズ誌、ネイル誌などの編集を経験し、2014年に宝島社へ入社。女性ファッション誌「otona MUSE(オトナミューズ)」 編集部を経て、「SPRiNG」 編集部へ。2019年より、現職。
*SPRiNG……1996年に創刊。コンセプトは「30歳になったら、ちょっといいもの。」。シンプルだけどシルエットにデザイン性があるなど「洒落(しゃれ)感」を取り入れたファッションを好み、周りから「センスがいいね」と言われるハイセンスな女子をターゲットにしている。2022年2月号(12月22日発売)の表紙は女優の本田翼さん。YouTubeチャンネルでは、タレントのYOUさんの連載「YOUのこれからこれから」のYouTube版が人気を博しているほか、ボーイズグループ「BE:FIRST」のメンバーや、ダンス&ボーカルユニット「EXILE」の弟分グループ「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」の川村壱馬さんのインタビュー動画なども。
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