プラダ：伝説のジャズシンガー描いた劇中衣装をコラボ　デザインイラストが公開　

　伝説のジャズシンガー、ビリー・ホリデイとFBIの対決を描いた映画「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」（2月11日公開）で、ビリー・ホリデイの衣装の数々が「プラダ」とのコラボレーションによって誕生。衣装イラストと場面写真を組み合わせたビジュアルがこのほど、公開された。

　監督のリー・ダニエルズさんが、ビリーの美意識の真髄（しんずい）を捉えたいと考え、個人的な付き合いのあった「プラダ」のヘッド・デザイナーであるミウッチャ・プラダさんに依頼した。

　同作で衣装デザインを担当したのは米国の人気テレビドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」などで衣装デザイナーアシスタントを務めたパオロ・ニードゥさん。

　ニードゥさんは「『伝記ではなく芸術を作る』というテーマに決めたので、ビンテージドレスやビリーが来ていた服そのままの表現にならないように、現代的にしてもらった」とこだわりを語った。現代的な視点と1940〜50年代のスタイルを融合させた衣装になっているという。劇中では計55着ものビリーの衣装が登場する。