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「100%!アピールちゃん」に出演する元MBSアナウンサーの豊崎由里絵さん(C)MBS
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「100%!アピールちゃん」に出演する元MBSアナウンサーの豊崎由里絵さん(C)MBS

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豊崎由里絵:元エースアナ、産休復帰から半年で退職までの葛藤を告白 「100%!アピールちゃん」で密着

 元MBS(毎日放送)のアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーの豊崎由里絵さんに密着した様子が、1月24日の番組「100%!アピールちゃん」(MBS・TBS系、月曜午後10時)で放送される。番組では、“エース”として活躍していた豊崎さんが、現在、どんな生活を送っているのかに密着。産休から復帰し、約半年で退社した決断の理由を語る。豊崎さんに、現在の思いや番組の見どころなどについて聞いた。

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 ◇復帰後感じた「ママとして働く違和感」

 豊崎さんは、1988年5月9日生まれ、兵庫県明石市出身。青山学院大学を卒業後、2013年にMBSに入社した。在籍中は「痛快!明石家電視台」で明石家さんまさん、「プレバト!」では「ダウンタウン」の浜田雅功さんの隣でアシスタントを務めるなど、ゴールデンタイムの番組を担当するエースアナウンサーとして活躍。2017年にMBSの社員と結婚し、2019年1月に第1子を出産。同年3月に復帰したが、同年10月31日付で退社。2021年3月に第2子が誕生した。

 現在はフリーアナウンサーとして事務所に所属しながら活動しつつ、大阪府内で暮らしている。

 豊崎さんはMBSに復帰した際、産休前にはなかった違和感を覚えたという。「妊娠前はとても出張の多い業務でしたが、ママになったからということで出張を伴う仕事は一切なくなり泊まり勤務も免除されました。これは子育てをする上でとてもありがたい配慮であるはずなのに、もう以前のように働けないことをとても寂しく感じてしまいました」と話す。そして、ママになったことで感じた違和感はほかにもあるといい、番組の密着カメラの前でも時折、涙を浮かべ語るという。

 違和感のもとになるのは、「今の世の中の仕組みが作られたとき『子育ては女性がするもの』という前提だったから」だと考えている。当初は産休や育休がとれるということ自体が画期的だったのかもしれないが、その分、子供がいても独身時代のように仕事をしたいという考えの働き方はあまり想定されていない。男女に関係なく、「それぞれが自由に選択できる未来が、早く来たらいいのに」と願うようになった。  ◇「もっと自由な働き方をしてみよう!」と退社を決意

 復帰後、「働き方を変えよう」と考えるきっかけになる出来事があった。「ママになってからは週に2本、生放送のレギュラー番組を担当し、それ以外の日はニュース速報などが突然入ったときに対応できるように“待機”する仕事をしていたのですが、ある日、待機した結果、何も仕事が発生しなかった日がありました。番組の資料作りなどしていたので全く仕事をしていないわけではないのですが、『今日の仕事内容は、可愛い息子をわざわざ預けてまでやりたかったことなのだろうか』と自問自答してモヤモヤし……その日子供と一緒にお風呂に入っているときに、もっと自由な働き方をしてみよう!と思い立ち、退社を決めました」と明かす。

 退社後、フリーアナウンサーとなり、「仕事が終わって保育園に子供たちをお迎えに行き、家で子供たちと遊ぶ時間や、一緒にお風呂に入る時間、寝る前の絵本を読む時間」が今、一番楽しいと言う。「やりたい仕事をやって子供との時間もしっかり作るという理想の働き方ができていてありがたい限りです」と充実している。

 ◇モヤモヤしているのは「自分だけじゃない」

 そんな豊崎さんに密着した「100%!アピールちゃん」について、「華やかさに欠ける私なんかに密着していただき恐縮ですが、働く女性ならではの等身大の悩みや葛藤を全部ぶっちゃけました! 正直ぶっちゃけすぎたな、と反省している部分もあるくらいです」と笑いを交えつつ、「普段から、『子育てしながら働かせてもらえるだけで感謝しなければならない』という世間の風潮に流され、自分のモヤモヤをなかなか表現できないママたちが、実は大勢いるのではと思っています。放送を見て、『自分だけじゃないんだ』と思っていただけたらとってもうれしいです!」とメッセージを送る。

 また、「仕事や子育てに忙殺されてキラキラした生活ができないと悩む皆さま、安心してください。我が家は他の芸能人の方々と違って、おしゃれな家でもなく、散らかり放題で、ハンドソープや洗剤をおしゃれボトルに詰め替えたりすることもないし、スーパーでおつとめ品を購入したりもする、とても庶民的な生活をしています(笑い)。33歳ワーママ(ワーキングマザー)の等身大の姿をぜひご覧ください!」と話している。

 「30代になって、『女性が男性と同じように働くというのはこれほどまでに難しいことなのか!』という驚きがありました。それは制度のことだけでなく、内面的なことも含めて」といい、「周りの声に合わせていると結婚や出産を急いだほうがいい気もするし、でもせっかく20代のときがむしゃらに働いて得たポジションを手放すのは怖いし。若さや美しさは目減りしていくし……悩みは尽きないけれど、今日を一生懸命生きているあなたは、とてもかっこいいです! 私も周囲に流されず自分らしい生き方をしたいと思って日々勉強しています。一緒にゆるーく、頑張りましょう!!」と呼びかけた。

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