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ナイル殺人事件:「ティファニー」のネックレスがキーアイテムに アガサ・クリスティー原作ミステリーは衣装も見どころ

 アガサ・クリスティー原作の映画「ナイル殺人事件」(ケネス・ブラナー監督)が2月25日に公開される。イギリスの上流社会の生活の一部が描かれ、多くのゴージャスな衣装が登場するのも見どころ。原作の「ナイルに死す」では大富豪の娘リネットのパールのネックレスがキーアイテムとして描かれているが、今回の映画では「ティファニー」のイエロー・ダイヤモンドのネックレスに変更されている。

 大富豪の娘リネットの新婚旅行中に、クルーズ船内で連続殺人事件が起こり、結婚を祝うために集まった乗客全員が容疑者というストーリー。名探偵ポアロが名推理を見せる。ブラナー監督は、2017年の「オリエント急行殺人事件」も手がけている。

 衣装を手掛けたのは、「レ・ミゼラブル」(2013年)、「リリーのすべて」(2016年)などでアカデミー賞にノミネートされたパコ・デルガドさん。デルガドさんは衣装について「歴史的で堅苦しいものではなく、現代性を感じさせるものをケネス(・ブラナー監督)は求めていました。アガサ・クリスティーが生んだ時代物でありながら、現代の観客にもより魅力を感じてもらえる洗練された衣装を目指しました」と語っている。

 公開された場面写真では、リネット役のガル・ガドットさんが、豪華なドレスを着こなしている。リネットの夫・サイモンに恋をしているジャクリーン役のエマ・マッキーさんは、ボリューム感のある赤いドレスを着用。ブラナー監督は衣装で愛と嫉妬と欲望にまみれた人間の激しい感情を表現したといい「情熱的な三角関係をより感じさせるものにしたかったのです」とコメントしている。

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