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女優の夏帆さんが4月9日、東京・渋谷の店舗「SHIBUYA TSUTAYA」で、同日発売された写真集「おとととい」(SDP)の発売記念イベントを開催した。夏帆さんは昨年6月に30歳の誕生日を迎え、「20代の時は、それなりに悩んだりもがいたりしていたんですが、30代はとにかく楽しんだもの勝ちという感じで、常にいろんなことに好奇心を持って、楽しく健康に過ごしたいなと思っています」とコメントした。
写真集は、夏帆さんが30歳になるまでの時間を、写真家の石田真澄さんが撮影した。タイトルの「おとととい」は、石田さんが子供の頃から使っているという「おとといの前日」という意味の言葉。
写真のセレクトなどにも夏帆さんが参加し、「撮影期間2年半、約3年かけて大切に作った一冊」という。「ゼロから何かに関わって物を作るということ自体が初めてだったので、我が子のようにうれしかったです」と、完成の喜びを語った。
「今までの自分のキャリアの中でも、企画の立ち上げから仕上げまで参加させていただく機会というのはなかなかなくて、ここまで深く作品に関わらせていただいたというのは、自分の中でも大きな経験になりましたし、ぜひたくさんの方にこの本が届いてもらえるといいなと思っております」とアピール。
「私は自分の思いや、日々感じていることを言葉にするのがとても苦手。でもその言葉にできない何かみたいなものを『写真』という形で表現できたらと思っていました。日常の中にある揺らぎとかきらめきとか、そういうものを写真集で表現できたらなと思って、それを意識して作りました」とコメントした。
お気に入りのカットは、夏帆さんがベッドの上でパンをかじっている1枚。「ちょっととぼけた感じなんですけど、なんか好きな写真なんです。あまり普段の仕事でこういった写真が世に出ることがないというのと、不意に撮られた写真なんですけれど、自分は子供の頃もこんな顔してたなと思って、個人的にすごく好きな1枚です」と紹介した。
夏帆さんと石田さんは、3年前に雑誌の撮影で出会った。「とにかく撮られていて楽しかったという印象がとても強く残っていた」という理由から、写真集の撮影を依頼したという。
「2年半かけて実際にいろんな場所に行って、暖かいところから雪が降っている寒いところまで2人で遊びがてら旅行がてら撮影したり、日常の一コマを撮っていただく形で撮影していきました。いろんな思い出が詰まりすぎていて、『この時すごく楽しかった』とか『この写真すごく好き』と挙げるのがとても難しいです。でも、真澄ちゃんと過ごしたこの2年半がすごく自分にとって大切な思い出になったなと思っています」と振り返った。
写真集はA4変型判、120ページ。価格は3520円。