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女優の多部未華子さんが5月24日、東京都内で行われた映画「流浪の月」(李相日監督)大ヒット御礼舞台あいさつに出席。「子供時代にやりたかったけどできなかったこと」を聞かれた多部さんは「ケーキの食べ放題は小さい頃に行きたかったけど行けなくて。大人になっても体形を気にして行けないので、ケーキバイキングに行きたかった……」と残念そうに語った。
広瀬さんは「私は末っ子なので全部お下がりで、新品のものをまったく買ってもらえなかった。お兄ちゃん、お姉ちゃんからすべてお下がり」といい、「リコーダーもお下がりだった。さすがに嫌だと思っていたけど『もったいない、消毒3回するから』と言われて。大人になって(新品の)洋服を買えるようになってから爆発力がすごかった。ものすごくうれしかった」と幼い頃の思い出を披露した。
「流浪の月」は、2020年の本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの同名小説(東京創元社)が原作。10歳のときに誘拐事件の被害女児とされた家内更紗(広瀬さん)と、加害者とされた佐伯文(松坂桃李さん)が秘密を抱えたまま、15年後に再会するというストーリー。
文に寄り添う看護師の谷あゆみを演じた多部さんは「谷さんは心と心が触れ合えないかと求めるけど、文は何もリアクションしてくれない。ラストシーンも私がずっと一人でしゃべっているのに何も答えてくれなくて、死んだような目であんなこと言われて。何も返ってこない人と戦う谷さんだった。多部からしたら『なんてことだ!』って。正直、そう思っていた」と役に対する不満を口にすると、文役の松坂さんはそれを聞いて「本当に申し訳ない。謝ることしかできない……」と肩をすぼめていた。
舞台あいさつには横浜流星さん、メガホンをとった李監督も参加した。