横山めぐみの大人クローゼット：第4回　私物のリゾートドレスコレクションを公開　ハワイで入手、一点物も　幼いころの夏の思い出とともに

　キャリア35年、「今までプライベートを発信することを避けてきた」という女優の横山めぐみさんが、自らペンをとり、私生活をつづる連載「横山めぐみの大人クローゼット」。第4回は、横山さんが幼いころの夏の思い出を振り返りつつ、ハワイで手に入れたリゾートドレスのコレクションを紹介します。

　◇夏になると家族で海水浴へ

　夏も終盤に差し掛かってまいりましたが、みなさん、いかがお過ごしですか？

　コロナ禍の影響が悩ましいところではありますが、海水浴場もオープンしていますし、キャンプも流行しているみたいですね。海外旅行に行かれた方もいらっしゃるかしら？

　今回のテーマは、「夏の終わりのリゾートドレス」。幼いころの夏の思い出を振り返りつつ、私のクローゼットにあるリゾートドレスの数々を紹介します。

　私は、両親共に東京生まれで田舎がなく、幼少のころは夏休みになると、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家に遊びに行く友達がうらやましくて仕方がありませんでした。

　かわいそうにと思った両親が、夏休みになると毎年泊まりがけで、海水浴に連れて行ってくれたものです。

　父と兄は朝早くから海釣りに。私と母は砂浜に座り、母が隣で梨をむいてくれたのを覚えています。

　赤ちゃんのころの私は、なぜかすっぽんぽんで1日中、牛乳びんに砂を詰めて遊んでいたそう。

　夜になると、釣った魚を焼いてもらってみんなで食べたり……思い出がいっぱいで、私はいまだに海が好きです。

　母方の親戚はハワイに住んでいて、お土産にマカダミアナッツやパパイヤをいただくのがうれしかった。

　小さいころの私は、よくお土産のムームーを着ていました。

　大人になってからは、仕事でハワイに行くこともあり、現地で手に入れたリゾートドレスを毎年夏に愛用しています。

　撮影でうかがったハワイ島のヒロに本店を構える「シグ・ゼーン」の、赤いミディ丈のムームーは今もルームウエアとして愛用しています。

　ハワイといえば、カイルアに再オープンした「ムームーヘブン」。

　ここは、2015年に惜しまれつつ閉店しましたが、2018年にプチブティックとして復活！　陽気なオーナー、デボラ・マシアさんがデザインしたドレスは、古いムームー生地をリサイクル＆リメークした、すべて一点物。

　ピンク×紺の小花柄や、ピンクに白の刺しゅうを施したリゾートドレス、白×オレンジで着物に用いるような菊の模様をあしらったミニ丈のドレスなど、カラフルで素晴らしく可愛い上に、サステナブル。

　青空の下で着ている写真の白×ブルーの花柄のドレスには、柔らかくてとても履きやすい、「ISLAND SLIPPER（アイランドスリッパ）」のシルバーのサンダルを合わせてみました。

　以前はロイヤルハワイアンホテルにあったお店「mikomori（ミコモリ）」は、今はオンラインを中心に、ポップアップストアも展開しているそう。

　私が持っているこのお店のブラックドレスは、ワンショルダーがクールな印象で、丈もロングなので露出し過ぎず上品です。

　東京の私のクローゼットから“大人のリゾートドレス”を提案。いかがでしたか？

　気分だけでも明るく前向きにいきたいものですね。

　来月もまたお会いしましょう。お元気で！

　＜プロフィル＞

　よこやま・めぐみ　1969年9月2日生まれ、東京都出身。1987年放送の「北の国から’87初恋」で吉岡秀隆さん演じる純の恋人・れい役で女優デビューを果たした。2002年放送の昼ドラ「真珠夫人」ではヒロイン・瑠璃子を演じ話題に。ミステリーアドベンチャーゲーム「春ゆきてレトロチカ」（スクウェア・エニックス、Nintendo Switchほか）に実写キャストとして出演。今年5月にインスタグラムとツイッターのアカウントを開設した。