「TADASHI SHOJI」のミニ丈ワンピースを着た横山めぐみさん
キャリア35年、「今までプライベートを発信することを避けてきた」という女優の横山めぐみさんが、自らペンをとり、私生活をつづる連載「横山めぐみの大人クローゼット」。第6回は、横山さんが夫の“誕生日ディナー”で選んだファッションを紹介します。
◇お祝いの日はいつもよりリッチなディナー
すっかり秋も深まってまいりましたが、みなさん、いかがお過ごしですか?
数日前に夫の誕生日がありました。夫は私よりも記念日を大切にしています。
「ハレとケ」という日本の伝統的な世界観がありますが、まさに「ハレ」の日。
夫との共通の趣味は、グルメとお酒と旅です。
普段は自分で包丁を研ぎ、糠味噌(ぬかみそ)をかき回しているような私ですが、お祝いの日はいつもよりリッチなディナーにします。
そこで今回のテーマは、「夫の誕生日ディナーに何を着る?」にしました。
◇夫の趣味をくんで上品かつ明るく華やかな色合いに
ちょっとおめかししたい日、私は着物かドレス、華やかなワンピースにハイヒールなどを身に着けることが多いです。
普段の私は天然素材のルーズフィットなワンピースなど、楽な服が多いので、特別感を演出したいところ。服を選ぶにあたって、TPOを大切にしています。
季節は? 時間帯は昼なのか、夜なのか。場所、目的、ご一緒する相手の方は? 時にはドレスアップすることも、相手に対するリスペクトだと考えています。
今回は夫の誕生日なので、夫の趣味もくみたいところ。上品かつ、明るく華やかな色合いにしました。夫は私が黒やアースカラーを着るのを好まないからです。
トップスに暗い色を持ってくると、顔色がドーンと沈むので、自分でも避けることが多いです。
自宅では、両手に違う服を持って、「どっちがいい?」と聞いてみる、というのをしょっちゅうやっていますので、夫の好みは熟知しています。
女性はお花のような色を身に着けている方が、運気が上がるという話もありますね。明るい色を着ると私の気分も上がるので、結果的には正解なんだと思います。
そしてこの日、伺うレストランは、黒を基調としたスタイリッシュな内装に、暗めの照明のため、季節は秋ですがダークな色味は選びません。
米ロサンゼルスを拠点にしている「TADASHI SHOJI(タダシ ショージ)」のワンピースは、パーティー文化が根づいているラスベガスで購入しました。今日はあえてのミニ丈で。
「エンポリオ アルマーニ」のサテンの白ジャケットは、店内では肩掛けに。プラス、「クリスチャン ルブタン」のサテンのシャンパンゴールドのハイヒールで決まり!
思いのほか寒くなったので、「PASHMA(パシュマ)」のシルクカシミヤのストールを手持ちでプラスしました。
季節の行事や、節目、節目を大切にすることは、日常生活のアクセントとなり、それを楽しみに日々頑張ろうという気持ちにもなりますので、いいものですね。
それではまた、次回お会いしましょう。皆さん、お元気で!
<プロフィル>
よこやま・めぐみ 1969年9月2日生まれ、東京都出身。1987年放送の「北の国から’87初恋」で吉岡秀隆さん演じる純の恋人・れい役で女優デビューを果たした。2002年放送の昼ドラ「真珠夫人」ではヒロイン・瑠璃子を演じ話題に。ミステリーアドベンチャーゲーム「春ゆきてレトロチカ」(スクウェア・エニックス、Nintendo Switchほか)に実写キャストとして出演。今年5月にインスタグラムとツイッターのアカウントを開設した。