木村文乃：“LOVEなもの”は海とダイビング　「早く海に逃げ帰りたい！」

　女優の木村文乃さんが9月9日、東京都内で、映画「LOVE LIFE」（深田晃司監督）の初日舞台あいさつに登場した。映画のタイトルにちなんで“LOVEなもの”を聞かれると、木村さんは「海とダイビング」を挙げ、「ふだんはあまりメークをしないんですが、しっかりメークをして衣装を着たら心が追いつかなくて……。早く海に逃げ帰りたい！」と苦笑いしていた。

　同作はベネチア国際映画祭に出品され、同映画祭でレッドカーペットを歩いた木村さんは「ベネチアは沖縄。涼しいかなと思っていたら、お天気もよくて、これはいい航海が待っているな、と。ベネチアだけにね」と、映画の公開とかけて感想を述べ、観客の笑いを誘った。この日、釜山国際映画祭に同作が出品されることも発表された。

　映画「LOVE LIFE」はミュージシャン・矢野顕子さんが1991年にニューヨーク移住後に発表した初のアルバム「LOVE LIFE」に収録された同名楽曲をモチーフに、「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語。主人公の妙子（木村さん）は、愛する夫・二郎（永山絢斗さん）と息子・敬太と幸せな日々を送っているが、ある日、夫婦を悲しい出来事が襲う。妙子はどんな選択をするのか……というストーリー。深田監督が、構想期間18年の時を経て完成させ、トロント国際映画祭にも正式出品された。

　舞台あいさつには、永山さん、砂田さん、山崎紘菜さんも出席した。また、ベネチア滞在中の深田監督からビデオメッセージが届いた。