前田敦子：“クズ男”たちがいとおしい　「女性ってダメな男の人が好きかも」

　女優の前田敦子さんが9月12日、東京都内で、映画「もっと超越した所へ。」（山岸聖太監督、10月14日公開）の完成報告試写会に登場した。4組のカップルに訪れた別れの危機を発端に繰り広げられる、予想不可能な恋愛群像劇で、4人の“クズ男”が登場する。前田さんは、劇中に登場する“クズ男”たちについて「実際にいたらイヤかもしれないけど、可愛い。女性ってダメな男の人が好きかもって思ってもらえるかも」と見どころを語った。

　完成報告試写会には、菊池風磨さん、伊藤万理華さん、オカモトレイジさん、三浦貴大さん、趣里さん、千葉雄大さん、原作・脚本を手がけた劇作家の根本宗子さん、山岸監督も出席した。

　タイトルにちなんで「超越したいもの」を聞かれると、前田さんは、出席した共演者の回答に突っ込みを入れ放題。千葉さんから「アクリル板を“超越”してる」とたしなめられる一幕もあった。しかし、いざ自分の番になると「なにも思い浮かばない」と苦笑い。趣里さんから「これ以上超越したら、どこに行くの？って感じになるので、今のままでいいんじゃないですかね」と言われていた。

　映画「もっと超越した所へ。」は、2015年に上演され“映像化不可能”とも言われた、根本さんの戯曲を映画化。デザイナーの真知子（前田さん）とストリーマーの怜人（菊池さん）をはじめとした4組のカップルを描く。