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原田美枝子:鮮やかきもの姿でスペインへ 「まさか泣くとは」 映画祭公式上映で拍手鳴りやまず涙

 女優の原田美枝子さんがスペインのサン・セバスティアンで開催されているサン・セバスティアン国際映画祭に9月20日(現地時間)、来場した。原田さんは鮮やかなきもの姿でレッドカーペットに登場。公式上映では感極まって涙する姿も見せた。

 同映画祭には、原田さんが菅田将暉さんとダブル主演した映画「百花」(川村元気監督)がオフィシャル・コンペティション部門に出品されており、原田さんは川村監督とともに登場。「百花」のイメージカラーだというイエローのきもの姿のほか、会見などでは水色の柄が目を引くエレガントなワンピース姿も披露した。同日は公式記者会見や同作の公式上映も実施された。映画祭は24日まで開催。

 同作の公式上映では、本編終了前のエンドロールに入ると観客が立ち上がり、エンドロールが終わるまで拍手が鳴りやまない状態に。それを目にした原田さんが、感極まって涙する姿もみられた。原田さんは「まさか泣くと思わなかったです(笑い)。皆さんがちゃんと受け止めてくれた気がして、本当にうれしかったです。映画をきちんと観てくれる人たちがいるっていうことが分かり、楽しく過ごせた映画祭でした」と振り返った。

 また会見では「こんにちは! ドノスティア!(バスク語でサン・セバスティアンの意) この映画が世界の方々にどのように受け取っていただけるのか楽しみです。ありがとうございます」とスペイン語を交えてあいさつ。

 海外メディアからは原田さんがかつて出演した黒澤明監督作品についての質問も寄せられた。原田さんは「黒澤監督との仕事は緊張しましたが、時間がたっても昨日のことのように全部を思い出せます」と当時を回顧。今作についても「川村監督との撮影も1シーン1カットで非常にエネルギーを使いましたが、監督の目指しているものが分かり、信頼して身を預けることができました」と話した。

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