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女優の木村佳乃さんが10月5日、早稲田大学の国際文学館(村上春樹ライブラリー、東京都新宿区)で行われたイベントに出席した。オーディオブックなどの配信サービス「Amazon オーディブル」で小説家、村上春樹さんの作品がオーディオブック化されており、 木村さんは、同日配信された「海辺のカフカ」でナレーターを務めた。オファーがあった時は不安も感じたというが「村上春樹さんのファンなので、最終的にはチャレンジしようと決心しましたが、その決断には勇気がいりました。小学校5年生の子供も朗読が大好きで、毎晩読んでと言ってきます。娘も楽しんでいるようです」と話した。
さらに「(自分が)子供のころから朗読が大好きでした。音で自分の好きなように想像できる楽しみがあると思います。私は家事をしながらオーディオブックを聴いていて、とてもはかどります」とコメントした。
同館は、2021年10月にオープン。木村さんは「村上春樹ライブラリーに来るのは初めてです。大変興奮しています」といい、「初めて村上春樹作品に触れたのは、小学校5年生の時に、大親友にすすめられた『ノルウェイの森』です。当時の私にとっては、難しく内容は理解できないところもありましたが、インパクトが強烈でした。それから、高校・大学時代に作品に触れ、新作が出ると、紀伊國屋書店に並びました」と振り返った。
イベントは「Power of Voice 声で体験する村上春樹の世界」と題し、同館と「Amazon オーディブル」が共催。「Amazon オーディブル」では、日本語で初となる、作家の村上春樹さんの10作品のオーディオブック化を進めている。配信中の「ねじまき鳥クロニクル」のナレーターは俳優の藤木直人さんが務めた。