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田中みな実:“悪女”役でNHKドラマ主演へ 謎の死を遂げた虚飾の女王・公子役を「とことん愛し抜こうと」

 フリーアナウンサーの田中みな実さんが、NHKのBS4Kで3月13日午後9時から放送される4Kドラマ「悪女について」で主演を務めることがこのほど、明らかになった。有吉佐和子さんの名作長編小説を、舞台を現代に置き換えてドラマ化する。田中さんは謎の死を遂げた、悪女とも言われた実業家、富小路公子を演じる。

 田中さんは「気負いはありましたが、あらゆることにとらわれず、計算高くも屈託のない公子を日々楽しく演じています。“公子を類稀な愛しいキャラクターに”、平松監督のその言葉に背中を押され、どんな生き方をしていようと、公子をとことん愛し抜こうと心に決めました」と決意を語っている。

 田中さん演じる公子は、スキャンダルにまみれた実業家。高校中退で無一文だったが、数字に強くすぐに商才を発揮する。独特の言葉使いは高貴さを演出し、人懐っこさと頭の回転の速さを武器に、猛スピードで資産家へと駆け上がる。男社会を逆手にとって男たちを翻弄する。まただまされた男たちにも、それとは気付かれないような奇想天外な手口を使い、欲しいものは必ず手に入れる。関係者たちの口から語られるその実像は「素晴らしい女性」、「悪辣非道の女」と真っ二つに割れている……という役どころ。

 ドラマはバブル期の混乱から現在まで続く景気低迷の時代が舞台。昭和・平成・令和をまたいで、社会のシステムや人間の情を巧みに操って、堂々と生き抜いた「悪女」と言われる女の一代記を生々しくも爽快に描き、その実像に迫る。

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