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目黒蓮:役者のときは「自分を消す」 「キネマ旬報ベスト・テン」新人男優賞を受賞 メンバー3人が全身で喜んでくれたと明かす

 人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さんが「第96回キネマ旬報ベスト・テン」(キネマ旬報社主催)で新人男優賞を受賞し2月1日、東京都内で行われた表彰式に出席した。アイドルとして、役者としての姿勢の違いを聞かれると「アイドルでいるときは、ステージ上でどれだけ自分の魅力を出せるのか。お芝居のときは、なるべく自分を消すようなイメージ。『こういうところは出したほうがいいかな』『自分だったらこうするかな』と足し算、引き算をしている感覚です」と話した。

 「月の満ち欠け」「映画『おそ松さん』」の演技が評価された。

 メンバーの反応を「『おめでとう』と言葉にしてくれる人もいれば、全身で喜びを分かち合ってくれる人もいた」と明かした。司会者から「全身で喜んでくれた人は誰か」と聞かれると「3人くらいいた」と笑い、「向井康二、深澤辰哉、佐久間大介が体で喜んでくれた。僕もうれしかったです」と笑顔を見せた。

 「月の満ち欠け」の廣木隆一監督が目黒さんに花束を贈り、「すごく勉強家。ずっと現場にいるんです」と役者としての姿勢を讃えた。

 キネマ旬報ベスト・テンは、1924(大正13)年から続く歴史ある映画賞。前年に日本で公開された映画の中から、のべ120人以上の選考者の投票で選出された作品、映画人を表彰する。「日本映画ベスト・テン」の1位にあたる「日本映画作品賞」に「ケイコ 目を澄ませて」(三宅唱監督)、「外国映画ベスト・テン」の1位にあたる「外国映画作品賞」に「リコリス・ピザ」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)が選ばれた。

 表彰式には主演女優賞を受賞した女優の岸井ゆきのさん、助演女優賞を受賞した広末涼子さん、助演男優賞を受賞した俳優の三浦友和さんらも出席した。主演男優賞を受賞した沢田研二さんは映像でコメントを寄せた。

 ◇「第96回キネマ旬報ベスト・テン」の主な受賞作、受賞者は以下の通り(敬称略)

日本映画作品賞:ケイコ 目を澄ませて▽外国映画作品賞:リコリス・ピザ▽日本映画脚本賞:高橋伴明(夜明けまでバス停で)▽主演女優賞:岸井ゆきの(「ケイコ 目を澄ませて」ほか)▽主演男優賞:沢田研二(「土を喰らう十二ヵ月」)▽助演女優賞:広末涼子(「あちらにいる鬼」ほか)▽助演男優賞:三浦友和(「ケイコ 目を澄ませて」ほか)▽新人女優賞:嵐莉菜(「マイスモールランド」)▽新人男優賞:目黒蓮(「月の満ち欠け」ほか)

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