「徹子の部屋」に出演する樋口恵子さん=テレビ朝日提供
評論家の樋口恵子さんが、4月7日に放送される黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、月~金曜午後1時)に出演する。50年以上前から評論家として女性の地位向上に貢献してきた樋口さんは、現在90歳。これまで「濡れ落葉」や「ヨタへロ期」などの言葉を広め、近年は超高齢化社会へ向けて自身の思いを発信している。
そんな精力的な樋口さんが、89歳で思いがけず乳がんになったと話す。我が身に何かあった際は「延命治療を辞退する」という意思を明確に書き記していたにもかかわらず、発覚時は「この世ともお別れ……お名残惜しゅうございます」と落ち込み、そんな自分が意外だったと語る。
手術を決めた樋口さんを一番驚かせたのは「全身麻酔と歯の関係」だったという。また手術は無事成功したものの、「今後10年の生存率」を聞き、再び不安になったと明かす。病気の発見はとにかく早いに越したことはないと、今回の体験を元に呼びかける。