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彼女がキレイな理由:中条あやみさん 「今、無敵モードなんです!」 ハードな仕事を乗り越え、焦りが自信に

 4月28日に公開される劇場版「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」(松木彩監督)で救命医療チームの一員を演じる俳優の中条あやみさん。ファッション雑誌「CanCam(キャンキャン)」(小学館)の専属モデルを務めるなどモデルとして第一線で活躍しながら、紀行番組「ANOTHER SKY(アナザースカイ)」のMCも務めるなど活動の幅を広げている。「TOKYO MERの過酷な現場を乗り越えたことで、ものすごくメンタルが強くなって、今、無敵モードなんです!」と笑顔を見せる中条さんに、仕事に対する心境の変化や日々大切にしていることについて聞いた。(全3回の2回目、取材・文/服部広子)

 「仕事をしていて思うのは、本当にいろいろな人がいて、それぞれに個性があり、強みがある。自分以外の人がすてきに見えて、焦る気持ちが常にありました。物事を真剣に捉え過ぎて、仕事に対してもちゃんとやらなきゃいけないという思いも強くて、ワクワクする気持ちや楽しむことを忘れていたと思います。それが今、もっと仕事を楽しみながら、自分の個性や長所を伸ばしていきたいと考えるようになりました」

 そうした心境の変化の理由を尋ねると、「TOKYO MERをやり遂げて自信がついたのかもしれないです」と言う。

 「鈴木亮平さんも、賀来賢人さんも、今回の劇場版の撮影は、これまで経験してきた現場のなかで一番ハードだったとおっしゃっていました。いろんな現場を経験されてきた方たちがそう言うくらいですから、よほど過酷な現場だったんだと思って(笑い)。私も、この過酷な現場を乗り越えられたから、今後もいろいろなことを乗り越えられる。もう何がきても恐くない! と思えるようになりました。

 というのも、それまでは新しい作品に入ることに対して緊張感がありましたし、ゼロから作り上げることが恐いと感じていたんです。TOKYO MERを通して自信がついて、いい意味で開き直ったというか、肩の力が抜けた気がして、『私のスタートはこれから!』みたいな気分です(笑い)。自分のベースになるキャンバスがようやくできたので、これからいろんな色で夢を描いていけたらいいなと思っています」

 一方、モデルを務めるファッション雑誌「CanCam」では、同誌の専属モデルを招いてガールズトークを繰り広げる「あやみの部屋」を連載。後輩モデルにアドバイスすることも。

 「いろいろな人の話を聞くことは、とても勉強になります。それは、『ANOTHER SKY』のアシスタントをやっていても感じることで、みんな違うから面白い。人間って、興味が尽きないですね(笑い)。それに、モデルって、みんな何かと戦っている。それは私自身もよく分かります。

 アドバイスといっても、私が感じたこと、気づきみたいなことを話すだけなんですけど、それで彼女たちが少しでも楽になるんだったら、私から見たその人の姿を言ってあげることもいいのかなって。自分には気づいていない、その人のよさって必ずありますし、その人の羽ばたき方みたいなことを考えるのがものすごく面白くて。私、マネジャーさんの仕事が向いてるかもしれないですね(笑い)」

 <プロフィル>

 なかじょう・あやみ 1997年2月4日生まれ。大阪府出身。2011年からモデルとして活動し、2017年から女性ファッション誌「CanCam」(小学館)の専属モデルを務めている。2014年に「劇場版 零~ゼロ~」で映画初出演、初主演した。

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