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俳優の明日海(あすみ)りおさんが、戸田恵子さんとともに主演するミュージカル「エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-」が5月7日から上演される。20世紀前半の化粧業界に革命を起こしたエリザベス・アーデンとヘレナ・ルビンスタインの長年に渡るライバル関係と秘められた苦悩を描いた。コスメ好きで、もし自分が化粧品を作るなら「20歳若く見えるファンデーションを開発したい」という明日海さんにメークや美容について聞いた。(全3回の3回目)
「化粧は自分を切り替えてくれる、私にとっては大事なものの一つ」という明日海さん。メークにハマったのは2019年11月に宝塚歌劇団を退団して「メークを見直したとき」からだという。
「宝塚時代はメークにもこだわるタイプでした。百貨店の化粧品コーナーを見てチェックはしていましたが、ピンクのチークをつけたことはありませんでした。シェーディングをしたり、ヌーディーな色の口紅を選んだりすることが多かったんです。
血色を意識するとか、ピンクっぽいアイシャドーをするとか、自分がブルーベース、イエローベースのどちらが似合うのかなど、卒業して女性らしいお化粧をするようになったのがきっかけでした。SNSでコスメマニアの方が新作のレビューをされているのを見始めると、ますますコスメが好きになりました」
普段は「肌の見た目、清潔感、艶感」を大切にしている。心がけているのは薄づきのメーク。
「年齢を重ねると自分の肌も変わってきますし、どう見せたいかも変わってきますが、今は『なるべく薄く』を心がけています。重ねすぎると化粧が際立って、かえって老けて見えてしまう気がして。なるべく薄くして、欠点を上手に隠せるようなメークができたらと研究しています。
ファンデーションが軽やかな質感に変わる春のタイミングでまた、新しく肌に合うコスメを見つけたいと思っています。薄づきだけどよれないコンシーラーがあるといいですね」 薄づきメークを目指すために、スキンケアは「保湿」を重視しているという。 「化粧水と、クリーム類の分量の比は、7対3がいいと聞いて、化粧水は一度コットンで“入れて”、もう一度、手で“入れて”います。十分入ったことを確認してから乳液やクリームを使ったり、メークをしたりするようになりました」
もし自分が化粧品を作るなら……という質問には「なんでも作れるんだったら……20歳若く見えるファンデーションを開発したいです(笑い)」とちゃめっ気たっぷりの表情を見せた。
「すべてのアラを隠せるのに厚く見えないファンデーションが理想です。劇中のエリザベス・アーデンのように、化粧品メーカーはみなさん、それを目指して作っているからいいものがどんどん生まれてくるんだと思います。
エリザベス・アーデンはパッケージにもこだわっているので、並べてテンションが上がる、ポーチに入っていて“いい女感”が出るような、好きな色やデザインにこだわったコスメを考えるのも楽しそうですね」
<プロフィル>
あすみ・りお 1985年6月26日生まれ。2003年、宝塚歌劇団に入団。2014年5月、花組トップスターに就任した。2019年11月、惜しまれながら退団。その後はNHK連続テレビ小説「おちょやん」、舞台「ポーの一族」、「マドモアゼル・モーツァルト」、「ガイズ&ドールズ」、連続ドラマ「コントが始まる」「大病院占拠」(ともに日本テレビ)などに出演。初冠番組「明日海りおのアトリエ」がHuluでシーズン2まで配信。
*……ミュージカル「エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-」は5月7~17日に日生劇場(東京都千代田区)で上演。同27~29日に森ノ宮ピロティホール(大阪市中央区)、6月2~4日に御園座(名古屋市中区)で、同8~13日に京都劇場(京都市下京区)で公演を行う。