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永山祐子:「東急歌舞伎町タワー」の外装を手がけた建築家 「つまらない未来を見せたくない」 エネルギッシュな日々に「情熱大陸」で密着

 この4月に東京の新宿歌舞伎町に誕生した「東急歌舞伎町タワー」の外装などを手がけた建築家の永山祐子さんが、5月14日午後11時15分から放送されるドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)に登場する。予告動画では、「建築って未来を作ることになるので、つまらない未来を見せたくない」と語る姿が映し出される。

 永山さんは、2002年に永山祐子建築設計を設立。独立直後に「ルイ・ヴィトン京都大丸店」の外装デザインで注目された。さらに「豊島横尾館」「女神の森セントラルガーデン」「ドバイ万博 日本館」など多数の建築を手がけ、「JINS PARK 前橋」では、世界3大デザイン賞の一つ「iF Design Award 2023」を受賞。大型プロジェクトから家具のデザインまで幅広く活躍を続けている。

 「東急歌舞伎町タワー」で噴水をモチーフとした大胆な形状と色使いができたのは、オフィスフロアや企業テナントが入らないからこそだという。ビルを覆う4000枚以上のガラスの反射を、表面の特殊印刷によってコントロールすることで、水のキラキラした反射や、しぶきの白さを表現した。

 常に複数のプロジェクトが同時進行している事務所には現在16人が在籍し、永山さんに憧れて入所する女性スタッフも少なくないという。永山さんは、若いスタッフに委ねた細部をチェックし、適確なアドバイスを与える。一方で、悩んだときには他のスタッフたちに声をかけ、意見を求める。

 2025年大阪・関西万博では、二つのパビリオンを担当。一つは、2020年ドバイ万博の際使用した資材をリユースして設計する。そのエネルギッシュな日々を見つめた。

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