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前田敦子:「私1人で育てる、という意志はずっとある」 子育てへの強い思い明かす

 俳優の前田敦子さんが5月24日、東京都内で行われた、映画「ウーマン・トーキング 私たちの選択」(サラ・ポーリー監督、6月2日公開)の公開直前トークイベントに登場した。前田さんは、「(夫と)別れた後のほうが、それぞれ親子として結束できていると思うけど、基本的には『私1人で育てる』という意志はずっとありますね」と思いを明かした。

 また、子供を連れて現場に行くこともあるという前田さんは、「子供が生まれた時、自分の何かを犠牲にしすぎて、自分の未来を想像して怖くなったんですよね。想像できる範囲でもあまりいい未来が描けない、ということは良くないな、と思った」と背景にある思いを説明。さらに、「趣味が仕事になっている部分があるのかもしれないです。自分らしくいられるのは、仕事をしながら子育てできることだなって気付いたので」と笑顔を見せた。

 前田さんは、“らしさ”を窮屈に感じたことはないかという質問に、「常にあります」と即答。「客観的に自分を責めちゃう時は、たくさんありますね。母親らしさを求めている自分もいますし。自由でいたい、自分らしくいたいと思いながらも、“らしさ”というのにがんじがらめになりますよね。1人でもがいちゃう」と苦笑いで語った。

 映画は、2018年に出版されたミリアム・トウズさんのベストセラー小説「WOMEN TALKING」が原作で、2005~2009年に南米ボリビアで起きた実際の事件をもとに描かれた作品。自らの尊厳を守るために語り合った女性たちの物語。「第95回アカデミー賞」で脚色賞を受賞している。

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