吉岡里帆：過去作とは「全然違うことだらけ」　主演映画「アイスクリームフィーバー」撮影現場に驚き

　俳優の吉岡里帆さんが6月20日、東京都内で行われた、主演映画「アイスクリームフィーバー」（7月14日公開）の会見に登場した。今作は、アートディレクターの千原徹也さんの初監督作品で、吉岡さんは「面白かったです。今まで参加してきた仕事とは、全然違うことだらけで」と撮影の感想を明かした。

　吉岡さんは、千原監督との撮影について「初めは驚いていたんですけど、新しいものを作る現場って、こういう、自分が見たことのないものを日々見ることになるんだな、という感覚になりました」と回顧。さらに「実際にできあがった作品を見て、そこで分かることもたくさんあった。今回は、映画を見てくださった方に、どう思ったのか率直な感想を教えていただきたいなと思っています」と呼びかけた。

　会見には、共演の松本まりかさんも出席。松本さんも「自由、でしたよね。ルールだとか今までの映画の形、撮影形態に捉われない」と出演の感想を明かし、「芝居とか、そういうことじゃないんだ、と。もっと自由な感性でやっちゃったものが映画になっちゃた、というところでいいんじゃないかって。今までの常識を壊した先に生まれる何かの集まり、みたいな（作品）」と語っていた。

　映画は、作家の川上未映子さんの短編集「愛の夢とか」（講談社文庫）内に収録されている「アイスクリーム熱」が原案。主人公・菜摘（吉岡さん）が勤めるアイスクリーム店を中心に、今を生きる4人の女性のあこがれ、興味、好意、執着が交錯するラブストーリー。

　会見にはモトーラ世理奈さん、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」の詩羽さん、千原監督も出席した。